文献

J-GLOBAL ID：201702244129697128   整理番号：17A1810909

Ag(110)上での超薄酸化チタン膜の成長

Growth of ultrathin titanium oxide films on Ag(110)

著者 (3件)： SUGIZAKI Yuichi (Rikkyo Univ., Tokyo, JPN) ,  OZAWA Kenichi (Tokyo Inst. of Technol., Tokyo, JPN) ,  EDAMOTO Kazuyuki (Rikkyo Univ., Tokyo, JPN)
資料名： Japanese Journal of Applied Physics  (Japanese Journal of Applied Physics)
巻： 56  号： 8  ページ： 085501.1-085501.5  発行年： 2017年08月 
JST資料番号： G0520B  ISSN： 0021-4922  CODEN： JJAPB6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Ag(110)上に成長した酸化チタン膜を低エネルギー電子回折(LEED)や光電子分光法(PES)およびX線吸収分光法(XAS)によって調べた。Ti原子は5.0×10^-6TorrのO₂中で,Ag(110)上に堆積され,次いで500°Cで30min,焼なましされるので,Ag(110)上に(1×1)周期性をもつ膜が形成される。内殻準位PES研究はこの膜がTiO₂からなり,Ti原子の1/6がTi³⁺に還元されていることを示した。この膜は,その厚さが1nm未満の場合は(1×1)LEEDパターンを与える。O K端およびTi L端のXAS測定はこの膜中のそれぞれのTi原子が6つのO原子によって配位結合し,ルチルやアナターゼTiO₂の場合のように,歪んだ八面体を形成していることを示した。XASの結果の分析はこの膜の長範囲規則度はアナターゼTiO₂に似ていることを示唆した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 銀 ,  *酸化チタン ,  *超薄膜 ,  雰囲気 ,  電子ビーム蒸着 ,  焼なまし ,  周期構造 ,  内殻準位 ,  還元 ,  配位結合 ,  八面体 ,  長範囲規則度 ,  ルチル ,  アナターゼ ,  低速電子回折 ,  光電子分光法 ,  X線吸収分光法 ,  モデル
準シソーラス用語： 構造モデル ,  酸素雰囲気

分類 (2件)： 酸化物薄膜  (BK14050P) ,  電子分光スペクトル  (BM09060K)

引用文献 (31件)：

• J. Schoiswohl, S. Surnev, M. Sock, S. Eck, M. G. Ramsey, F. P. Netzer, and G. Kresse, Phys. Rev. B 71, 165437 (2005).
• S. Altieri, L. H. Tjeng, and G. A. Sawatky, Phys. Rev. B 61, 16948 (2000).
• J. Libuda and H.-J. Freund, Surf. Sci. Rep. 57, 157 (2005).
• S. Schintke, S. Messerli, M. Pivetta, F. Patthey, L. Libioulle, M. Stengel, A. De Vita, and W.-D. Schneider, Phys. Rev. Lett. 87, 276801 (2001).
• S. Valeri, S. Altieri, U. del Pennino, A. di Bona, P. Luches, and A. Rota, Phys. Rev. B 65, 245410 (2002).

タイトルに関連する用語 (3件)： Ag ,  酸化チタン膜 ,  成長