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J-GLOBAL ID：201702244275741946   整理番号：17A1009782

ナノRaman散乱顕微鏡 分解能と増強

Nano-Raman Scattering Microscopy: Resolution and Enhancement

著者 (4件)： KAWATA Satoshi (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  ICHIMURA Taro (RIKEN, Osaka, JPN) ,  TAGUCHI Atsushi (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  KUMAMOTO Yasuaki (Kyoto Prefectural Univ. Medicine, Kyoto, JPN)
資料名： Chemical Reviews  (Chemical Reviews)
巻： 117  号： 7  ページ： 4983-5001  発行年： 2017年04月12日 
JST資料番号： B0256A  ISSN： 0009-2665  CODEN： CHREAY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ナノRaman顕微鏡はナノサイズの物質(例えば生体分子)をその場観測(例えば生細胞中で)するための有望な方法である。本論文は,Raman顕微鏡における分解能及びシグナル増強の改善を目指す最近の進歩に関するレビューである。最初にナノRaman顕微鏡研究の課題,とくにシグナル増強問題,を要約し,その克服のための以下の3つの方法について論じた。最初に,金属ナノ構造体を用いた増強法で,プラズモン増強,チップ増強Raman散乱(TERS)及び化学的または機械的相互作用に基づく3種類の方法について論じた。次に,電子共鳴による増強法について深紫外共鳴Raman散乱と深紫外光領域でのTERS法に分けて論じた。3番目にコヒーレント非線形過程に基づく増強法について,コヒーレント非線形Raman散乱顕微鏡法とチップ増強コヒーレント反Stokes Raman散乱(CARS)及び誘導Raman散乱(SRS)顕微鏡に分けて論じた。最後に,Raman散乱顕微鏡の今後について論じた。

シソーラス用語： *表面増強Raman散乱 ,  コヒーレント反Stokes Raman散乱 ,  *共鳴Raman散乱 ,  分解能 ,  プラズモン ,  表面増強Raman分光法 ,  誘導Raman散乱 ,  *光学顕微鏡法
準シソーラス用語： TERS【ラマン分光法】 ,  *Raman顕微鏡

分類 (2件)： 光学的測定とその装置一般  (BD07010S) ,  赤外スペクトル及びRaman散乱,Ramanスペクトル一般  (BM08061U)

タイトルに関連する用語 (4件)： Raman散乱 ,  顕微鏡 ,  分解能 ,  増強