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J-GLOBAL ID：201702244292408355   整理番号：17A0511388

いわし棒受網漁業における水中集魚灯に蝟集する魚群の好適照度域の推定

著者 (8件)： 梶川和武 ((国研)水産研究・教育機構 水産大学校) ,  西翔太郎 ((国研)水産研究・教育機構 水産大学校) ,  中村武史 ((国研)水産研究・教育機構 水産大学校) ,  毛利雅彦 ((国研)水産研究・教育機構 水産大学校) ,  川崎潤二 ((国研)水産研究・教育機構 水産大学校) ,  濱野明 ((国研)水産研究・教育機構 水産大学校) ,  渡邉俊輝 (山口県水産研究センター) ,  吉村和正 ((地独)山口県産業技術センター)
資料名： 日本水産学会誌
巻： 83  号： 1  ページ： 68-70(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： F0898A  ISSN： 0021-5392  CODEN： NSUGAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： いわし棒受網漁業では,操業時に集魚した魚群を水中集魚灯周辺に滞留させる必要がある。本研究では,カタクチイワシ魚群が水中集魚灯(ハロゲン灯,LED灯)周辺の滞留時の分布位置を音響機器で計測した。さらに,本研究で定義したカタクチイワシの視感度に基づいた照度を用い,それぞれの灯具の海中の照度分布を算出した。魚群の分布位置と灯具の照度分布とを照合した結果,滞留時の魚群はそれぞれの灯具の等照度線に沿い,かつ,灯具が異なってもほぼ同じ照度域に分布した。この現象は本種の好適照度の存在を示唆するものと考えられる。(著者抄録)

シソーラス用語： *カタクチイワシ科 ,  *照度 ,  漁法 ,  *漁労装置 ,  魚群 ,  漁具 ,  可視度
準シソーラス用語： *カタクチイワシ ,  *Engraulis japonicus ,  棒受網法 ,  *集魚灯 ,  蝟集 ,  視感度

著者キーワード (6件)： LED ,  カタクチイワシ ,  好適照度 ,  視感度 ,  水中集魚灯 ,  LED

分類 (2件)： 魚類  (FH02020K) ,  漁労装置,漁具  (FH03040N)

引用文献 (9件)：

• 1) 渡邉俊輝,梶川和武.カタクチイワシ漁業へのLED灯実用化における課題.日本水産学会漁業懇話会報 2014; 64: 33-38.
• 2) 稲田博史.漁灯の要求仕様と利用技術.漁灯を活かす技術・制度の再構築へ(稲田博史,有元貴文,長島徳雄,飯田浩二編),恒星社厚生閣,東京.2010; 9-25.
• 3) 井上 実.魚の行動と漁法.恒星社厚生閣,東京.1978.
• 4) Hasegawa E, Kobayashi H. Estimate of the trace of swimming behavior of fish around underwater lamps. Nippon Suisan Gakkaishi 1989; 55: 1707-1714 (in Japanese with English abstract).
• 5) ハロゲン電球の基礎.光技術情報誌「ライトエッジ」,ウシオ電機株式会社,東京.2001; 22: 38-49.

タイトルに関連する用語 (7件)： いわし ,  棒受網漁 ,  水中 ,  蝟集 ,  魚 ,  照度 ,  推定