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J-GLOBAL ID:201702244543981929   整理番号:17A0686361

粒状化高炉スラグ砂によるプレキャストコンクリート部材の耐久性の改良

Improvement of Durability of Precast Concrete Member by Granulated Blast Furnace Slag Sand
著者 (5件):
資料名:
巻: 12  号:ページ: 456-469  発行年: 2017年06月01日 
JST資料番号: F1399A  ISSN: 1881-2473  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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橋梁のコンクリートデッキスラブは,大量の交通および凍結融解作用によってしばしば劣化する。冬期の噴霧塩はコンクリート劣化をさらに助長する。ある報告は劣化したコンクリートスラブの取り替えが必要な高速道路の長さは230kmを越えるとしている。損傷した橋桁の寿命を延ばすため,これらの桁の荷重を増加させてはいけない。これは,橋梁寿命を維持するために,プレストレスコンクリート(PC)部材が望ましいことを意味している,それは鉄筋コンクリート(RC)部材より薄く出来るからである。加えて,取り替え工事中の交通規制の期間を短縮するため,プレキャスト部材を採用すべきである。耐久性プレキャストコンクリートの製造の一つの問題は,蒸気養生である。蒸気養生過程の温度,期間,あるいは両方が不適当であると,空気連行(AE)添加剤の効果が失われる,AE添加剤で捕捉された温かい空気が膨張しコンクリートから逃げ出すためである。他の問題は,コンクリートの疲労である。湿潤状態でのコンクリートスラブの疲労寿命は乾燥状態でのそれよりかなり短いことが良く知られている。コンクリートスラブは建設直後に防水される,しかし,防水は道路開通後じきに破壊される,そして水がコンクリート表面に達する。水と接触するコンクリートスラブの寿命は,コンクリートの疲労に依存する。粒状化高炉スラグ砂(BFS)は,AE添加剤なしで凍結融解の抵抗を高めることが出来る。そのため,BFSと混合したコンクリートの凍結融解の抵抗は,蒸気養生では害されない。水中コンクリートの疲労もBFSの添加で改良される。さらに,BFSはコンクリートの乾燥収縮を減少できる。これは,PCのプレストレス損失を制限する利点である。この研究は,粒状化高炉スラグをコンクリートの細骨材に用いると高耐久性をもつプレキャスト部材が製造出来ることを示している。BFSはセメント水和物と反応する。微粉末高炉スラグ(GGBF)のコンクリートの炭化は普通結合材より大きいことが良く知られている。しかし,BFSはコンクリートの炭化を加速させない。細骨材に粒状化高炉スラグを用いることは,コンクリート特性に不利にならないことを見出した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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コンクリート構造  ,  骨材 
引用文献 (17件):
  • Y. Ishikawa, S. Aoyama, N. Tokura, and M. Nishio, “Characteristics of Chrolid Penetration Due to Anti-freezing Agent into Slab Concrete of Steel Girder Bridges,” Procs. of the Japan Concrete Institute Annual Convention, Vol.32, No.2, pp. 1393-1398, July 2010.
  • S. Matsui, “Fatigue Strength of RC slabs of Highway Bridges by Wheel Running Machine and Influence of Water on Fatigue,” Procs. of the Japan Concrete Institute, Japan Concrete Institute Annual Convention, pp. 627-632, July 1987.
  • H. Mitamura, T. Satou, K. Honda, and S. Matsui, “Influence of Frost Damage on Fatigue Failure of RC Deck Slabs on Road Bridges,” J. of structural engineering, A, Vol.55A, pp. 1420-1431, 2009.
  • Y. Fukunaga, T. Imamura, Y. Miura, and M. Tsunomoto, “Concrete Slab Replacement in Heavy Traffic Expressway, - Mukaizano Bridge in the Kyushu Expressway -,” National Report of Japan on Prestressed Concrete Structures, pp. 201-204, Janury 2014.
  • S. J. Virgalitte, M. D. Luther, J. H. Rose, and B. Mather, “ACI 233R-95, Ground Granulated Blast-Furnace Slag as a Cementitious Constituent in Concrete,” American Concrete Institute, Farmington Hills, Michigan, 1995.
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