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J-GLOBAL ID：201702245295969958   整理番号：17A0638601

(2-アニリドメチル)ピリジン・リガンドを含有する(アダマンチルイミド)バナジウム(V)ジメチル錯体の合成と選定した反応: エチレン二量化における触媒活性種の酸化状態探査

Synthesis of (Adamantylimido)vanadium(V) Dimethyl Complex Containing (2-Anilidomethyl)pyridine Ligand and Selected Reactions: Exploring the Oxidation State of the Catalytically Active Species in Ethylene Dimerization

著者 (9件)： NOMURA Kotohiro (Tokyo Metropolitan Univ., Tokyo, JPN) ,  MITSUDOME Takato (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  IGARASHI Atsushi (Tokyo Metropolitan Univ., Tokyo, JPN) ,  NAGAI Go (Tokyo Metropolitan Univ., Tokyo, JPN) ,  TSUTSUMI Ken (Tokyo Metropolitan Univ., Tokyo, JPN) ,  INA Toshiaki (Japan Synchrotron Radiation Res. Inst. (JASRI, SPring-8), Hyogo, JPN) ,  OMIYA Takuya (Tokyo Metropolitan Univ., Tokyo, JPN) ,  TAKAYA Hikaru (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  YAMAZOE Seiji (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN)
資料名： Organometallics  (Organometallics)
巻： 36  号： 3  ページ： 530-542  発行年： 2017年02月13日 
JST資料番号： E0965A  ISSN： 0276-7333  CODEN： ORGND7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： V(NAd)Cl₂(化合物1)とLiMeとの反応により作製したV(NAd)Me₂(L)(化合物2a)(L=2-ArNH₂(C₅H₄N),Ar=2,6-Me₂C₆H₃)はMAOの存在下でエチレン二量化に顕著な触媒活性を示し,高選択性で1-ブテンを提供した。触媒活性および選択性は二塩素化類似体の化合物1と同じであった。化合物2aはR′OHと反応してモノアルコキシド錯体V(NAd)Me(OR′)(L)を形成した。錯体生成物の構造をNMRで解析した。化合物1および2aのトルエンもしくはトルエン-d8溶液はMAO,Me₂AlCl,もしくはEt₂AlClの添加で酸化状態に有意な変化を起こさなかった。Al共触媒の添加で他のバナジウム(V)種の形成に起因する共鳴が認められたが,XANESスペクトルには有意差が認められなかった。触媒作用がカチオン性バナジウム(V)アルキル/水素化物種によることを示唆した。

シソーラス用語： *バナジウム錯体 ,  バナジウム触媒 ,  *二量化 ,  *触媒活性 ,  シクロアルカン ,  架橋化合物 ,  選択性 ,  助触媒 ,  構造解析 ,  配位子 ,  有機バナジウム化合物 ,  アルキル化 ,  窒素複素環化合物 ,  アルケン
準シソーラス用語： アダマンタン誘導体 ,  ジメチル化 ,  ピリジン誘導体 ,  位置選択性 ,  酸化状態

分類 (2件)： 第4族,第5族元素の錯体  (CE01070U) ,  付加反応,脱離反応  (CF02030M)

物質索引 (3件)： 1-ブテン ,  エチレン ,  N-(2,6-ジメチルフェニル)ピリジン-2-メタンアミン

タイトルに関連する用語 (10件)： ピリジン ,  リガンド ,  バナジウム ,  ジメチル ,  錯体 ,  選定 ,  エチレン ,  触媒活性種 ,  酸化状態 ,  探査