抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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MIM(Metal Injection Molding)という粉体成型技術がある。この技術は,焼結時に製品サイズが収縮するが,複雑な形状部品を量産することができる利点がある一方,脱脂,焼結に時間がかかってしまう欠点がある。この脱脂処理の問題を解決する方法の一つとして,水を主成分としたバインダーとして用いるという発想がある。これは,水に粘性を与えて金属粉と混合したスラリーとし,そのスラリーに形状を与えて何らかの方法で固定し,得られた成型体を乾燥し,焼結する方法である。このように水をバインダーとして金属粉末を成形してもよいと考えると,様々な成型法が可能になり,本稿では,そのいくつかの事例を紹介した。まず,ハイドロゲルの利用に言及し,ハイドロゲルのバインダーとしての利用,およびPVAゲルの利用にについて説明した。次に,グリーンマシニングによる三次元造形や金属造形の技術を紹介すると共に,高気孔率発泡金属を作成する3つの手法を紹介した。