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J-GLOBAL ID：201702245786234955   整理番号：17A1619232

アスファルト舗装切断汚水処理時の環境負荷低減に関する地盤工学的検討

GEOTECHNICAL PERSPECTIVES ON THE ENVIRONMENTAL IMPACT REDUCTION IN TREATMENT OF ASPHALT PAVEMENT CUTTING WASTE WATER

著者 (6件)： 早野公敏 (横浜国立大学大学院 都市イノベーション研究院) ,  松本亜里紗 (鹿島建設株式会社(元横浜国立大学大学院)) ,  山口裕央 (東信工業株式会社) ,  星野繁文 (東信工業株式会社) ,  高橋俊樹 (三倉工業株式会社) ,  松戸大輔 (松戸建設株式会社)
資料名： 土木学会論文集 C(地圏工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. C (Geosphere Engineering) (Web))
巻： 73  号： 3  ページ： 294-302(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0104A  ISSN： 2185-6516  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： アスファルト舗装を切断する際,路面切断機が用いられる.その際,刃の焼き付け防止や粉塵の飛散防止のために冷却水が切断刃に供給され,舗装の切り屑を含む切断汚水が発生する.従来,切断汚水は現場でそのまま排水されることが多かったが,現在では回収して環境負荷を低減する形で処理することが望まれる.そこで本研究では切断汚水処理時の環境負荷低減方法を模索する目的で,切断汚水の基本的性質を調べた後,無機凝集剤を用いて切断汚水を泥土と上澄み液に分離させた.その結果,上澄み液について水質の改善が認められた.一方,泥土についてはアスファルトに由来する油成分を含んでいるものの,セメント系固化材を用いて造粒化が可能であり,さらにCBR試験結果から造粒物が路盤材料として再利用できる可能性が高いことが分かった.(著者抄録)

シソーラス用語： *アスファルト舗装 ,  *切断 ,  *汚水 ,  *泥水処理 ,  環境影響 ,  凝集剤 ,  泥土 ,  造粒 ,  CBR試験 ,  土木材料 ,  再利用
準シソーラス用語： 環境負荷低減 ,  水質改善 ,  無機凝集剤 ,  路盤材料

著者キーワード (4件)： asphalt pavement ,  cooling water for cutting blades ,  water quality ,  environmental impact

分類 (2件)： アスファルト舗装,たわみ性舗装  (RC04040R) ,  廃水処理  (RA01093S)

引用文献 (16件)：

• 1) 行木愛通,久保明:路面切断機の変遷と現況,建設の機械化,pp. 53-57,2002.
• 2) 高梨順子,細渕慈貴,有冨正憲:アスファルト舗装版切断汚水処理に関する研究,日本機械学会論文集(B編),75巻 760号,No. 09-0384,pp. 156-162,2009.
• 3) 国土交通省:舗装の切断作業時に発生する排水の処理について,2012.
• 4) 国土交通省:舗装の切断作業時に発生する排水の具体的処理方法について,2014.
• 5) 国土交通省:舗装の切断作業時に発生する排水の具体的処理方法の徹底について,2016.

タイトルに関連する用語 (4件)： アスファルト舗装 ,  汚水処理 ,  環境負荷低減 ,  地盤工学