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J-GLOBAL ID：201702245981950641   整理番号：17A1813355

一方向性の可動な病原体における伝染病の拡大

Epidemic Spreading in Unidirectional Mobile Agents

著者 (3件)： NAGATANI Takashi (Shizuoka Univ., Hamamatsu, JPN) ,  ICHINOSE Genki (Shizuoka Univ., Hamamatsu, JPN) ,  TAINAKA Kei-ichi (Shizuoka Univ., Hamamatsu, JPN)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 86  号： 11  ページ： 113001.1-113001.4  発行年： 2017年11月15日 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 交通セルラオートマトンと組合せた伝染病のモデルを提示した。各病原体,あるいは個人は感染し易いか(S),感染したか(I)のいずれである。特定の密度の病原体が1次元格子上を固定した方向へ動く。SISモデルに対してシミュレーションを行い,移動により伝染病が拡大することを示した。感染相と非感染相の間に動的相転移を見いだした。密度が臨界極限ρ_cを越えれば,伝染病は人口中へ拡大する。ρ_cの値は,平均場理論が予測する回復速度に沿って減少する。しかし,この理論では交通渋滞が相転移に強く影響するというシミュレーション結果は説明できない。ρ_cの最小値は渋滞転移の臨界値に対応することが分った。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *感染症 ,  *感染 ,  *セルラオートマトン ,  病原体 ,  格子 ,  相転移 ,  人口 ,  平均場近似 ,  交通混雑 ,  密度 ,  *交通モデル ,  交通流 ,  交通量
準シソーラス用語： 一次元格子 ,  感染症伝播 ,  交通渋滞 ,  交通流モデル ,  伝染病 ,  動的相転移 ,  臨界密度

分類 (2件)： ゆらぎ,ランダム過程,Brown運動,輸送過程の一般的理論  (BA08020B) ,  交通調査  (TB01031B)

引用文献 (40件)：

• R. M. Anderson and R. M. May, Infectious Diseases in Humans (Oxford University Press, Oxford, U.K., 1992).
• J. D. Murray, Mathematical Biology I. An Introduction (Springer, New York, 2002) 3rd ed.
• H. Hethcote, SIAM Rev. 42, 599 (2000).
• N. Sharma and A. K. Gupta, Physica A 471, 114 (2017).
• T. E. Harris, Ann. Probab. 2, 969 (1974).

タイトルに関連する用語 (4件)： 向性 ,  病原体 ,  伝染 ,  拡大