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J-GLOBAL ID：201702246272040975   整理番号：17A0494971

大阪湾の西風強風時における淡路島の影響

著者 (1件)： 大久保卓治 (関西航空地方気象台)
資料名： 気象庁研究時報  (Journal of Meteorological Research)
巻： 66  ページ： 1-16  発行年： 2017年03月15日 
JST資料番号： F0399A  ISSN： 0368-5942  CODEN： KKJIA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 気象庁非静力学モデルを用いた数値実験によって,大阪湾の西風強風時における淡路島の力学的な効果を解析した。その結果,日本海低気圧に伴う寒冷前線の通過後に,大阪湾では850hPa付近に安定層を伴う西風による下層寒気移流場となる中,淡路島北部の標高約500mの地形による「おろし風」と淡路島北部の地峡から東へ伸びる「地峡風」が発生していることが分かった。「おろし風」は淡路島東側斜面と東岸に強風をもたらし,「地峡風」による強風帯が淡路島東岸から大阪湾に達している。(著者抄録)

シソーラス用語： 湾 ,  淡路島 ,  大阪府 ,  *地形効果 ,  低気圧 ,  風速 ,  風向 ,  海上空港 ,  *大気モデル ,  実験 ,  数値計算 ,  *海陸風 ,  局地風
準シソーラス用語： JMA-NHM ,  おろし風 ,  関西国際空港 ,  強風 ,  数値実験 ,  大阪湾 ,  地峡風 ,  非静力学モデル

分類 (1件)： 局地循環,気流  (DC05090N)

引用文献 (13件)：

• Arakawa, S. , (1969) : Climatological and dynamical studies on the local strong winds, mainly in Hokkaido, Japan Geophys. Mag., 34, 359-425.
• 荒川正一 (2006): gap windについて, 天気, 53, 161-166.
• 荒川正一 (2011): 局地風のいろいろ3訂版. 成山堂書店, 2, 34.
• 稲村友彦・岩崎一晴・齋藤仁・中山大地・泉岳樹・松山洋 (2009): 阿蘇山の特徴的な地形が局地風「まつぼり風」に及ぼす影響に関する数値実験, 天気, 56, 123-138.
• 加藤輝之 (2012): 気象庁メソ・局地モデルの開発の現状, 第2回超高精度メソスケール気象予測研究会 (http://www.spire3-meso.jp/open/20120322ws_PDF/Kato_20120322.pdf, 参照 2015年5月1日)

タイトルに関連する用語 (3件)： 大阪湾 ,  強風 ,  淡路島