文献

J-GLOBAL ID：201702246802714966   整理番号：17A0331324

逆ミセル構造を利用するソリューションプラズマ合成ナノカーボンの比表面積制御

The Control of Specific Surface Area of Nanocarbon Synthesized in Solution Plasma by Using the Structure of Reverse Micelle

著者 (7件)： 森下哲典 (名古屋大 大学院工学研究科) ,  上野智永 (名古屋大 大学院工学研究科) ,  上野智永 (JST-CREST) ,  吉田彰仁 (名古屋大 大学院工学研究科) ,  稗田純子 (名古屋大 大学院工学研究科) ,  齋藤永宏 (名古屋大 大学院工学研究科) ,  齋藤永宏 (JST-CREST)
資料名： 表面技術  (Journal of the Surface Finishing Society of Japan)
巻： 68  号： 3  ページ： 153-157  発行年： 2017年03月01日 
JST資料番号： G0441B  ISSN： 0915-1869  CODEN： HYGIEX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 固体高分子形燃料電池の電極材料としてナノカーボンが有効と考えられているが,その特性を支配する比表面積の制御が行える製造技術の確立が必要である。本研究においては,ナノカーボンの製造にソリューションプラズマ法を適用することを提案し,その実験的検証を行なった。実験においては,Wの電極を用い,2種類(ベンゼン-水-硫酸ドデシルナトリウム(SDS)およびベンゼン-水-エタノール-SDS)の液体中においてプラズマ発生を行ない,ナノカーボンを製造した。電極間電圧1700V,繰り返し周波数15kHz,およびパルス幅1.0μsの条件を適用した。得たナノカーボンについて,X線回折,走査電子顕微鏡観察,比表面積および細孔径測定を実施した。これらの実験から,溶液のエマルションのミセル径を制御することでナノカーボンの比表面積を制御できることを明らかにした。

シソーラス用語： *クラスタ分子 ,  *ナノ構造 ,  ナノ粒子 ,  *プラズマ ,  ミセル ,  乳濁液 ,  *比表面積 ,  細孔径 ,  制御 ,  *ソリューションプラズマ ,  *ナノカーボン

分類 (2件)： セラミック・陶磁器の製造  (YC03020V) ,  炭素とその化合物  (YB02060D)

引用文献 (25件)：

• 1)S. Maeno ; Tanso, 222, 140(2006).
• 2)R. Ryoo, S. H. Joo, S. Jun ; J. Phys. Chem. B, 103, 7745(1999).
• 3)J. Lee, S. Yoon, T. Hyeon, S. M. Oh, K. B. Kim ; Chem Commun., 21, 2177(1999).
• 4)C. Liang, K. Hong, G. A. Guiochon, J. W. Mays, S. Dai ; Angew. Chem. Int. Ed., 43, 5785(2004).
• 5)S. Tanaka, N. Nishiyama, Y. Egashira, K. Ueyama ; Chem. Commun., 16, 2125(2005).

タイトルに関連する用語 (4件)： ミセル ,  ソリューションプラズマ ,  ナノカーボン ,  比表面積