抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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発生源から大気への物質の移動量であるフラックスの測定について,森林やタワー観測等で対象となる10
2~10
4m
2スケールのフラックス測定に用いられる微気象学的方法と,それらを組み合わせた分析方法の最近の進歩について述べた。まずフラックスを「ガス濃度」と「鉛直風速」の関係から求める渦相関法において,最近開発された超高速応答型飛行時間型質量分析計を用いた方法について示した。次に仮想分離渦相関法として,陽子移動反応-四重極型質量分析計を用いた方法について述べた。さらに渦相関法から派生した間接法として,応答は遅いが,相互分離性が優れたガスクロマトグラフィー法について示した。これらの方法の選択,組み合わせにより微量ガスのフラックス分析が進展すると考えられる。