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J-GLOBAL ID：201702247312213906   整理番号：17A1943701

製鋼スラグと河口浚渫土を利用して造成した浅場の再生効果

Effect of Using Steelmaking Slag and the Estuary Dredged Sediment for the Restoration of Shallow Area

著者 (6件)： 中原真哉 (一般財団法人広島県環境保健協会) ,  平岡喜代典 (一般財団法人広島県環境保健協会) ,  大道優平 (一般財団法人広島県環境保健協会) ,  土田孝 (広島大学大学院工学研究科) ,  小林英明 (防衛省中国四国防衛局) ,  岡田光正 (放送大学)
資料名： 水環境学会誌(Web)  (Journal of the Japan Society on Water Environment (Web))
巻： 40  号： 6  ページ： 247-253(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0148A  ISSN： 1881-3690  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 製鋼スラグを中詰材とし, その上に河口浚渫土を覆砂して造成した浅場において, 工事中のpH及び濁度, 造成後のpH及び底生動物のモニタリングを行い, 環境の状況及び浅場の再生効果について検討した。工事期間中は, スラグ投入場所での底泥の巻上げはあるものの, pHの異常上昇は認められなかった。造成後のpHは, 中詰層では上昇することがあるものの, 覆砂層及び直上水では8前後で推移した。造成浅場の底生動物は, 自然浅場との共通種が多く, 種類数, 個体数及び湿重量は自然浅場を上回った。これらのことから, 今回の浅場造成方法によって, 自然浅場に匹敵あるいはこれを上回る底生動物が生息する浅場の再生が確認された。(著者抄録)

シソーラス用語： *製鋼スラグ ,  *浚渫土 ,  *再生 ,  河口 ,  底生動物 ,  海域 ,  浅水域 ,  pH【水素イオン指数】
準シソーラス用語： *人工浅場

著者キーワード (10件)： 製鋼スラグ ,  浅場 ,  中詰材 ,  底生生物 ,  pH ,  Steelmaking slag ,  Shallow area ,  Filling materials ,  Benthic communities ,  pH

分類 (1件)： 水産土木  (FH01030O)

引用文献 (26件)：

• 1) 井内美郎, 2008. 第2章 瀬戸内海の成立と海底地形. 柳哲雄編, 瀬戸内海の海底環境. 恒星社厚生閣, 東京, pp. 89-94.
• 2) 春日井康夫, 久本忠則, 中山康二, 松本英雄, 2003. 広島県糸崎港における干潟再生事業. 海洋開発論文集 19, 107-112.
• 3) 社団法人日本鉄鋼連盟, 2008. 転炉系製鋼スラグ 海域利用の手引き. 社団法人日本鉄鋼連盟, p. 1.
• 4) 矢野ひとみ, 中井智司, 奥田哲士, 西嶋渉, 2015. 炭酸化スラグと浚渫土を用いて造成した人工干潟の底質環境の評価. 環境科学会誌 28 (6) , 405-414.
• 5) 鶴谷広一, 中川雅夫, 木曽英滋, 古川恵太, 2005. 鉄鋼スラグの干潟材料への適用性に関する水槽実験. 海岸工学論文集 52, 986-990.

タイトルに関連する用語 (5件)： 製鋼スラグ ,  河口 ,  浚渫土 ,  造成 ,  浅場