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J-GLOBAL ID：201702247698979709   整理番号：17A0717754

鉄道分野におけるヒューマンエラー教育-社員向けヒューマンエラー体験型学習ツールの開発を例に

著者 (1件)： 稲葉緑 (JR東日本研究開発セ 安全研)
資料名： システム/制御/情報  (システム制御情報学会誌)
巻： 61  号： 6  ページ： 226-232  発行年： 2017年06月15日 
JST資料番号： G0902A  ISSN： 0916-1600  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： JR東日本管内で発生したヒューマンエラーに関係した3年間に及ぶ事故,およびインシデントの解析を基に開発した,体験型学習ツールについて述べた。まず,この分析結果から学ぶべきヒューマンエラーの種類として,お手つきエラー/思い込みエラー/コミュニケーションエラー/ルール違反の四つがあることを述べた。次に,本ツールの開発目的と,開発の4条件(職種や年齢などにかかわらず鉄道会社の社員ならだれでもが利用できること,一人でも複数人でも利用可能なものとする,など)を述べた。ツールは具合的には,ヒューマンエラーの種類ごと(「ルール違反」では内容的に異なるもの二つ)の五つを制作し,各ツールはゲーム部分とフィードバック・解説部分とで構成した。特には,社員の多様な業務内容に合わせた解説をすることで,自身の業務でも体験したエラーをすれば問題になると社員が納得するように工夫した。最後にツール開発における試行と評価について述べた。

シソーラス用語： 安全対策 ,  *鉄道輸送 ,  *ヒューマンエラー ,  ディジタルコンテンツ ,  学習 ,  産業教育 ,  事故分析 ,  運輸業 ,  私企業 ,  安全性 ,  CAL【学習】
準シソーラス用語： *学習ツール ,  社内教育 ,  体験学習 ,  鉄道安全

分類 (3件)： 鉄道輸送・サービス一般  (TC01010R) ,  鉄道事故  (TC01050J) ,  CAI  (JE09000G)

引用文献 (32件)：

• [1] 新井: ATCとATSで列車を安全に走らせる; RRR, Vol. 65, No. 7, pp. 22-25 (2008)
• [2] 伊藤: 東京圏輸送管理システム(ATOS) の展開と更新; JR EAST Technical Review, No. 36, pp. 63-66 (2011)
• [3] JR 東日本: CSR 報告書2016 年度版(2016)
• [4] 芳賀: 失敗のメカニズム-忘れものから巨大事故まで-, 角川書店(2000)
• [5] 芳賀: 予防安全と心理学ヒューマンエラー解説; 計測と制御, Vol. 45, No. 8, pp. 721-725(2006)

タイトルに関連する用語 (7件)： 鉄道 ,  ヒューマンエラー ,  教育 ,  社員 ,  体験型学習 ,  ツール ,  開発