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J-GLOBAL ID：201702248013454051   整理番号：17A0250511

共創型イノベーションを創出する:ニコニコ学会βの活動を通じて

著者 (2件)： 江渡浩一郎 (国立研究開発法人産業技術総合研究所) ,  土井裕人 (筑波大学人文社会系)
資料名： 情報管理  (月刊JICST)
巻： 59  号： 10  ページ： 666-675(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： F0392A  ISSN： 0021-7298  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 筆者らはユーザー参加型研究の場として2011年11月にニコニコ学会βを立ち上げ,所期の5年間の活動期間を終えて次の段階に移行することになった。この間,全9回の総計・約65万人がインターネットで視聴した大規模なシンポジウムを開催して科学技術コミュニケーションに新展開をもたらした。中でも特筆すべきはニコニコ学会βが共創型イノベーションを創出する場となったことである。それを実現する方法論がアンカンファレンスとハッカソンなどといった共創型イベントであり,日常的なマインドから参加者を解放して新たなアイデアを生み出すことに成功している。以上のようなニコニコ学会βの成果は,「共創的科学技術イノベーションの推進」として第5期科学技術基本計画に反映され,文科省の参考資料に取り上げられることとなった。筆者らはニコニコ学会βを先駆的事例として,共創による科学技術イノベーションを今後よりいっそう積極的に後押ししたいと考えている。(著者抄録)

シソーラス用語： 参入 ,  *技術革新 ,  学協会 ,  *コミュニケーション ,  科学 ,  科学技術 ,  科学者 ,  研究 ,  コミュニティ
準シソーラス用語： ニコニコ学会β ,  ユーザ参加 ,  ユーザ参加型研究 ,  *科学技術イノベーション ,  *科学技術コミュニケーション ,  学術コミュニティ ,  *共創型イノベーション

著者キーワード (16件)： 共創型イノベーション ,  ニコニコ学会β ,  科学技術コミュニケーション ,  ユーザー参加型研究 ,  アンカンファレンス ,  ハッカソン ,  科学技術イノベーション ,  第5期科学技術基本計画 ,  co-creative innovation ,  NicoNicoGakkai Beta ,  science and technology communication ,  user participatory research ,  unconference ,  hackathon ,  science and technology innovation ,  The 5th Science and Technology Basic Plan

分類 (2件)： 研究開発  (AA03000V) ,  科学技術政策・制度・組織  (AA02000O)

引用文献 (17件)：

• 1) 江渡浩一郎. ユーザー参加型の価値を追究する新しい学会:ニコニコ学会βの試み. 情報管理. 2012, vol. 55, no. 7, p. 489-501. http://doi.org/10.1241/johokanri.55.489, (accessed 2016-11-20).
• 2) 江渡浩一郎編. ニコニコ学会βを研究してみた. 河出書房新社. 2012, 271p.
• 3) 江渡浩一郎, ニコニコ学会β実行委員会. 進化するアカデミア:「ユーザー参加型研究」が連れてくる未来. イースト・プレス, 2013, 196p.
• 4) Chesbrough, Henry W. Open innovation: The new imperative for creating and profiting from technology. Harvard Business School Press, 2003, 227p.
• 5) 江渡浩一郎, くとの編著. ニコニコ学会βのつくりかた:共創するイベントから未来のコミュニティへ. フィルムアート社, 2016, 206p.

タイトルに関連する用語 (5件)： 共創 ,  イノベーション ,  創出 ,  学会 ,  活動