文献

J-GLOBAL ID：201702248118653807   整理番号：17A1493708

構造的に配向した大規模組織工学軟骨を形成するための間葉系幹細胞のミクロンスケール誘導【Powered by NICT】

Micrometer scale guidance of mesenchymal stem cells to form structurally oriented large-scale tissue engineered cartilage

著者 (11件)： Chou Chih-Ling (Department of Chemical Engineering, Case Western Reserve University, Cleveland, OH, United States) ,  Rivera Alexander L. (Department of Biomedical Engineering, Case Western Reserve University, Cleveland, OH, United States) ,  Williams Valencia (Department of Chemical Engineering, Case Western Reserve University, Cleveland, OH, United States) ,  Welter Jean F. (Skeletal Research Center, Department of Biology, Case Western Reserve University, Cleveland, OH, United States) ,  Welter Jean F. (Center for Multimodal Evaluation of Engineered Cartilage, Case Western Reserve University, Cleveland, OH, United States) ,  Mansour Joseph M. (Department of Mechanical and Aerospace Engineering, Case Western Reserve University, Cleveland, OH, United States) ,  Mansour Joseph M. (Center for Multimodal Evaluation of Engineered Cartilage, Case Western Reserve University, Cleveland, OH, United States) ,  Drazba Judith A. (Lerner Research Institute, Cleveland Clinic, Cleveland, OH, United States) ,  Sakai Takao (Department of Molecular and Clinical Pharmacology, Institute of Translational Medicine, University of Liverpool, Liverpool, UK) ,  Baskaran Harihara (Department of Chemical Engineering, Case Western Reserve University, Cleveland, OH, United States) ,  Baskaran Harihara (Center for Multimodal Evaluation of Engineered Cartilage, Case Western Reserve University, Cleveland, OH, United States)
資料名： Acta Biomaterialia  (Acta Biomaterialia)
巻： 60  ページ： 210-219  発行年： 2017年 
JST資料番号： W3136A  ISSN： 1742-7061  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 関節軟骨病変を治療するための現在の臨床法では症状の一時的な改善を提供するが恒久的に損傷を受けた組織を回復できなかった。足場および生物活性因子と組み合わせた間葉系幹細胞(MSC)を用いた組織工学は軟骨損傷の修復のための有望な方法と見なされている。しかし,現在の組織工学構築物は,天然の関節の軟骨に比べて劣る機械的性質,関節軟骨E CMの高度に配向した構造と比較してこれらの人工構築物の細胞外マトリックス(ECM)の構造的組織化の欠如に起因すると考えられるを示した。以前に著者等は二次元(2 D)コラーゲン足場,チャネル内に整列したECMと構築物の強化された機械的性質が堆積した表面にマイクロスケール指導チャネルを用いて整列する軟骨形成を行っているMSCsを導くことができることを示した。本研究では,電流構築物と比較して向上した機械的性質を有する大規模三次元(3 D)組織工学軟骨構築物を生成するために,ガイドチャンネル内でMSCを含むロール二次元コラーゲン足場への技術を開発した。MSC足場構築物3D円筒構造への圧延後,構築物は,軟骨形成培養条件下で21日間培養した。構築物のミクロ構造と機械的性質をイメージングと圧縮試験を用いて評価した。構築物の組織学および免疫組織化学は広範なグリコサミノグリカン(GAG)とII型コラーゲン沈着を示した。第二高調波発生イメージングとPicrosiriusレッド染色は,構築物のガイドチャンネル内の新規コラーゲン繊維の配列を示した。機械的試験は,ガイドチャンネルを含む構築物は,これらのチャンネルのない対照構築物と比較して向上した圧縮特性を示した。結論として,新しいロールアップ法を用いて,著者らは,現在の組織工学構築物と比較してミクロスケール構造組織化と増強された圧縮特性を示す大規模のMSCに基づく組織工学軟骨を開発した。ヒト間葉系幹細胞(hMSC),足場と生理活性因子で作られた組織工学軟骨構築物は,軟骨欠損を治療するための有望な解決策である。これら構築物の主な欠点は,天然組織に比べて劣った機械的性質,工学構築物の細胞外マトリックスの構造的組織化の欠如に起因すると思われる。本研究では,マイクロガイドチャンネルにおけるhMSCを含む長方形足場シートから三次元(3 D)軟骨構築物を開発し,その機械的性質と代謝要求を特性化した。研究は,三次元構築物における二次元マイクロスケール構造を埋め込むための新しいロールアップ方法につながった。さらに,三次元軟骨構築物内に取り込まれたマイクロガイドチャンネルは整列した細胞が産生したマトリックスと強化された機械的機能の生成につながった。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： *間葉系幹細胞 ,  染色 ,  コラーゲン ,  関節軟骨 ,  キャラクタリゼーション ,  画像処理 ,  機械的性質 ,  *生体組織工学 ,  三次元 ,  細胞外マトリックス ,  *軟骨 ,  培養 ,  生物活性 ,  二次元
準シソーラス用語： 軟骨形成 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 接触誘導 ,  軟骨形成 ,  大規模構造 ,  組織工学 ,  変形性関節症

分類 (2件)： 医用素材  (GA05040H) ,  骨格系  (EJ10030R)

タイトルに関連する用語 (7件)： 配向 ,  大規模 ,  組織工学 ,  軟骨 ,  間葉系幹細胞 ,  スケール ,  誘導