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J-GLOBAL ID：201702248540055913   整理番号：17A1812399

アルカリ水電解におけるFe-Ni-W合金電極特性

Development of Fe-Ni-W Plated Electrode for Alkaline Water Electrolysis

著者 (2件)： 吉原佐知雄 (宇都宮大学大学院工学研究科物質環境化学専攻) ,  今野七月 (宇都宮大学大学院工学研究科物質環境化学専攻)
資料名： 電気化学および工業物理化学  (Electrochemistry)
巻： 85  号： 11  ページ： 728-734(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： G0072A  ISSN： 1344-3542  CODEN： EECTFA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Fe,Niなど安価な金属で合金メッキをすることで触媒活性に優れたアルカリ水電解用電極を作製した。また,工業的に活用するための大規模条件での水電解試験を行い,電解性能を評価した。大規模条件での水電解試験ではFe-Ni-W合金メッキ電極の水素過電圧が6日間の測定を通して最も小さく,またFe-Ni-W,Ni-P合金メッキ電極では長時間の電解により水素過電圧が小さくなることが分かった。合金メッキ皮膜の触媒活性評価ではFe-Ni-W合金メッキ電極がカソードとして良好な性能を示した。Fe-Ni-W合金メッキ電極の水素触媒活性がFe-Ni合金メッキ電極よりも優れている要因は,Fe-Ni-W合金メッキ電極の表面に露出するWが高濃度アルカリ水溶液により溶出することで生じる表面積の拡大と,それにより広範囲でFeの酸化が進むことで活性部位と不活性部位が適度な比率になっていると考えられる。

シソーラス用語： *タングステン合金 ,  *鉄含有合金 ,  *ニッケル含有合金 ,  *電気めっき ,  *電極 ,  *水 ,  *水電解 ,  触媒活性 ,  水素過電圧 ,  電極材料 ,  タングステン ,  表面構造 ,  組成 ,  表面積 ,  酸化 ,  活性部位 ,  走査電子顕微鏡 ,  X線回折 ,  ボルタンメトリー ,  モルフォロジー ,  エネルギー分散X線分光分析 ,  *金属電極 ,  電極触媒活性 ,  表面組成 ,  線形掃引ボルタンメトリー ,  *アルカリ電解水 ,  表面形態 ,  構造
準シソーラス用語： *アルカリ性電解水 ,  カソード材料【電気分解】 ,  SEM【顕微鏡】 ,  XRD ,  表面モルフォロジー ,  EDX分析

著者キーワード (4件)： Fe-Ni-W ,  Alloy ,  Electroplating ,  Alkaline Water Electrolysis

分類 (2件)： 電極過程  (CB07040U) ,  電気めっき  (WC08023B)

引用文献 (25件)：

• 1) Atarashii Denkikagaku, (ECSJ Ed.) Baifukan (2002) [in Japanese].
• 2) NEDO Suiso Enerugii Hakusho, (NEDO Ed.) (2015) [in Japanese].
• 3) M. Dresselhaus and I. Thomas, Nature, 414, 332 (2001).
• 4) F. Safizadeh, E. Ghali, and G. Houlachi, Int. J. Hydro. Energy, 40, 256 (2015).
• 5) M. Gong, W. Zhou, M.-C. Tsai, J. Zhou, M. Guan, M.-C. Lin, B. Zhang, Y. Hu, D.-Y. Wang, J. Yang, S. Pennycook, B.-J. Hwang, and H. Dai, Nat. Commun., 5, 4695 (2014).

タイトルに関連する用語 (3件)： アルカリ ,  水電解 ,  電極特性