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J-GLOBAL ID：201702248675358618   整理番号：17A0218091

災害遺構の保全プロセスと評価を踏まえた公開手法の検証

Verification of Disclosure Method based on Preservation Process and Evaluation of Disaster Remnants

著者 (2件)： 安部夏海 (長崎大) ,  安武敦子 (長崎大)
資料名： 長崎大学大学院工学研究科研究報告(Web)  (Reports of Graduate School of Engineering, Nagasaki University (Web))
巻： 47  号： 88  ページ： 78-82 (WEB ONLY)  発行年： 2017年01月 
JST資料番号： U0100A  ISSN： 1880-5574  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 災害遺構の保存と公開の手法について研究した。東日本大震災における岩手県と宮城県を対象に,新聞記事データベース,自治体ホームページ等から災害遺構として保存を検討した対象物,保存の動き,保存に係る組織等の情報を収集した。その結果,1)保存に関して復興交付金の存在が大きかったこと,2)直接的犠牲者がある場合に保存と解体に意見が分かれる傾向があること,3)保存候補の対象として象徴となり得,かつメディア等の注目度の高いものと一致する傾向が高いこと,4)損傷等の危険度が低く周辺復興事業を妨げずに一時的保存が可能な場合は,保存解体の議論の先延ばしが有効となる可能性もあること,等の知見を得た。

シソーラス用語： *遺跡 ,  *保存 ,  *震災 ,  地方自治体 ,  災害復旧 ,  解体工事 ,  助成 ,  損傷 ,  岩手県 ,  宮城県
準シソーラス用語： *遺構 ,  東日本大震災 ,  議論

分類 (1件)： 自然災害  (RA02030M)

タイトルに関連する用語 (8件)： 災害 ,  遺構 ,  保全 ,  プロセス ,  評価 ,  公開 ,  手法 ,  検証