文献

J-GLOBAL ID：201702249948493034   整理番号：17A1542138

シアキー付鋼管と巻き立てた高強度ひずみ硬化型セメント系材料の接合部におけるずれ抵抗性に関する基礎的検討

著者 (5件)： 忽那惇 (東亜建設工業 技術研究開発セ) ,  田中亮一 (東亜建設工業 技術研究開発セ) ,  網野貴彦 (東亜建設工業 技術研究開発セ) ,  加藤絵万 (港湾空港技研) ,  川端雄一郎 (港湾空港技研)
資料名： コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集  (Proceedings of the Concrete Structure Scenarios, JSMS)
巻： 17  ページ： 557-562  発行年： 2017年10月12日 
JST資料番号： L6941A  ISSN： 1346-7492  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 著者らは,杭頭部付近で腐食した桟橋の鋼管杭の耐力回復を目的に,杭の周方向にずれ止め(シアキー)を設置して高強度ひずみ硬化型セメント系材料(UHP-SHCC)を巻き立てる方法を検討している。本稿では,シアキー(丸鋼)の直径φや段数n,設置間隔S,鋼管の外径Dと肉厚t,UHP-SHCCの巻立て厚Tをパラメータとした小型試験体を用いて,シアキー付鋼管とUHP-SHCC巻立て部のずれ抵抗性(軸方向耐力)の推定方法を検討するための載荷試験を実施した。その結果,UHP-SHCCの見掛けのせん断強度に各段のシアキー上に形成されるせん断破壊面積の合計を乗じt/DやT/Dの補正を考慮することで,軸方向耐力を概ね推定できることを示した。(著者抄録)

シソーラス用語： 桟橋 ,  *鋼管杭 ,  金属腐食 ,  *杭頭 ,  *補強 ,  歪硬化 ,  複合材料 ,  ずれ止装置 ,  金属丸棒 ,  繊維強化 ,  載荷試験 ,  剪断強さ ,  維持管理
準シソーラス用語： ずれ止 ,  セメント系複合材料 ,  丸鋼

分類 (2件)： 港湾施設,港湾工事  (RC15020H) ,  杭,杭基礎,矢板式基礎  (RA03080W)

引用文献 (4件)：

• 國枝稔,Ahmed Kamal,中村光,Eugen Brühwiler超高強度ひずみ硬化型セメント系材料の開発,コンクリート工学年次論文集,Vol.29,No.1,pp.315-320,2007.7
• 志水康祐,国枝稔,中村光,玉越隆史:超高強度ひずみ硬化型モルタルの物質移動抵抗性の評価,コンクリート構造物の補修,補強,アップグレードシンポジウム論文報告集,第9巻,pp.253-260,2009.10
• 沿岸開発技術研究センター:ジャケット工法技術マニュアル,沿岸開発技術ライブラリー,No.7,2000.1
• 山下賢司,藤本安宏,林承燦,六郷恵哲:複数微細ひび割れ型コンクリートにより被覆した鋼管の曲げ破壊性状とひび割れ性状,コンクリート工学年次論文集,Vol.27,No.1,pp.301-306,2003.7

タイトルに関連する用語 (7件)： 鋼管 ,  高強度 ,  ひずみ硬化 ,  セメント系材料 ,  接合部 ,  抵抗性 ,  基礎的検討