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J-GLOBAL ID：201702249954550442   整理番号：17A1652988

大規模MIMOにおける確率伝搬法を用いた多値QAM信号検出の検討

A Study on m-QAM Signal Detection Using Belief Propagation in a Massive MIMO System

著者 (4件)： 渡部泰成 (北大 大学院情報科学研究科) ,  西村寿彦 (北大 大学院情報科学研究科) ,  大鐘武雄 (北大 大学院情報科学研究科) ,  小川恭孝 (北大 大学院情報科学研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 117  号： 246(RCS2017 168-203)  ページ： 19-24  発行年： 2017年10月12日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 現在,大規模MIMOとして検討されているシナリオは,基地局に100素子以上の規模のアンテナを装備し,20程度のユーザを同時に収容するものである。今後,より多数のユーザを収容する場合,上り回線では信号処理の計算量が多くなる。単純な空間フィルタでもその計算量は素子数の3乗オーダーである。この問題を解決するために素子数の2乗オーダーで実装できる確率伝搬アルゴリズムを用いた繰り返し信号分離手法が提案,検討されている。本稿では,多値QAM変調における確率伝搬法の適用方法について検討し,誤り率特性を評価した。外れ値による劣化を改善する手法をいくつか適用した結果,16QAM,64QAMでは実用に耐え得る特性が得られることがわかった。(著者抄録)

シソーラス用語： *通信方式 ,  信号多重化 ,  *ディジタル変調 ,  *QAM【信号】
準シソーラス用語： *MIMO ,  確率伝搬法 ,  空間多重 ,  *多値変調

分類 (2件)： アンテナ  (ND06000M) ,  無線通信一般  (ND08010L)

引用文献 (9件)：

• E. Telatar, “Capacity of Multi-antenna Gaussian Channels,” European Transactions on Telecommunications, vol. 10, no. 6, pp. 585-595, Nov./Dec. 1999.
• T. L. Marzetta, “Noncooperative Cellular Wireless with Unlimited Numbers of Base Station Antennas,” IEEE Trans. Wireless Commun., vol. 9, no. 11, pp. 3590-3600, Nov. 2010.
• F. Rusek, D. Persson, B. K. Lau, E. G. Larsson, T. L. Marzetta, O. Edfors, and F. Tufvesson, “Scaling up MIMO: Opportunities and Challenges with Very Large Arrays,” IEEE Signal Process. Mag., vol. 30, no. 1, pp. 40-60, Jan. 2013.
• P. Som, T. Datta, A. Chockalingam, and B. S. Rajan, “Improved Large-MIMO Detection Based on Damped Belief Propagation,” Proc. ITW 2010, pp. 1-5, Jan. 2010.
• C. Knievel, M. Noemm, and P. A. Hoeher, “Low-Complexity Receiver for Large-MIMO Space-Time Coded Systems,” Proc. IEEE VTC-Fall, pp. 1-5, Sept. 2011.

タイトルに関連する用語 (5件)： 大規模MIMO ,  確率伝搬法 ,  多値 ,  QAM ,  信号検出