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J-GLOBAL ID:201702250181307318   整理番号:17A1557253

洞房結節自動能に及ぼす麻酔薬の作用のイオン機構【Powered by NICT】

Ionic mechanisms of the action of anaesthetics on sinoatrial node automaticity
著者 (2件):
資料名:
巻: 814  ページ: 63-72  発行年: 2017年 
JST資料番号: B0841A  ISSN: 0014-2999  CODEN: EJPHAZ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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種々の全身麻酔薬は,臨床条件での心拍数に影響を及ぼすが,それらの正確な機構は完全には解明されていない。心拍数は心臓ペースメーカー洞房結節の自動性と自律神経系による調節によって決定されるため,洞房結節自動能に及ぼす麻酔薬の影響を明らかにすることが重要である。洞房結節の自発電気活性は複数のイオン電流の複雑ではあるが配位相互作用によって生成される,過分極活性化カチオン電流(I_f),T型およびL型Ca~2+電流(I_Ca,TおよびI_Ca,L),Na~+/Ca~2+交換電流(I_NCX),急速及び緩慢活性化遅延整流K~+電流(I_KrおよびI_Ks)である。パッチクランプ研究は洞房結節自動能とその基礎となるイオン機構に及ぼす各種麻酔薬の直接阻害作用を明らかにした。セボフルラン,デスフルランとプロポホールは直接多重イオンチャンネルと輸送体を阻害することにより洞房結節自動能を抑制し,_F,I_Ca,T,I_Ca,L,I_KsとI_NCX Iなど。洞房結節モデルへの多重イオンチャンネルと輸送体に対する麻酔薬のこれらの阻害効果を組み込むことにより,洞房結節活性の抑制を計算機シミュレーションで良く再現された。洞房結節自動能に及ぼす麻酔薬の阻害効果は,いくつかの病態生理学的状態,加齢,心不全と不整脈のような誇張でき,洞房結節自動能に関与するイオンチャンネルの機能及び/又は発現を変調する。本総説は麻酔薬による洞房結節自動能の調節の基礎となる分子,イオンおよび細胞機構,周術期中の心拍数の変化の理解のための電気生理学的および分子的基礎を提供するであろうに焦点を当てた。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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心臓作用薬の基礎研究 
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