文献

J-GLOBAL ID：201702250212097816   整理番号：17A1090754

小胞体におけるN-グリカンプロセシング反応に及ぼすアグリコン構造の影響【Powered by NICT】

Influence of aglycone structures on N-glycan processing reactions in the endoplasmic reticulum

著者 (4件)： Totani Kiichiro (Department of Materials and Life Science, Seikei University, 3-3-1 Kichijoji-kitamachi, Musashino, Tokyo, 180-8633, Japan) ,  Yamaya Kenta (Department of Materials and Life Science, Seikei University, 3-3-1 Kichijoji-kitamachi, Musashino, Tokyo, 180-8633, Japan) ,  Hirano Makoto (Department of Materials and Life Science, Seikei University, 3-3-1 Kichijoji-kitamachi, Musashino, Tokyo, 180-8633, Japan) ,  Ito Yukishige (Synthetic Cellular Chemistry Laboratory, RIKEN, 2-1 Hirosawa, Wako, Saitama, 351-0198, Japan)
資料名： Carbohydrate Research  (Carbohydrate Research)
巻： 439  ページ： 16-22  発行年： 2017年 
JST資料番号： B0929A  ISSN： 0008-6215  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 糖蛋白質折畳み,選別,分泌と分解を調節するタグとして小胞体機能における糖蛋白質N結合オリゴ糖。糖蛋白質のN-グリカン構造は折畳み状態を反映するので,N-グリカンプロセシングはアグリコン状態により影響を受ける可能性がある。本研究では,合成基質を用いたN-グリカンプロセシングに与えるアグリコン構造の影響を調べた。系統的な一連の異なるリンカー長さの疎水性BODIPY染料に結合した(Glc_1)Man_9GlcNAc_2を調製した。これらの化合物を用いて,グルコース輸送,グルコース及びマンノースのトリミング反応小胞体画分について検討した。結果はN-グリカンと疎水性パッチの間の短い方のリンカーを持つ基質はグルコース転移とマンノーストリミング反応の両方に対し高い活性を持つことを示した。対照的に,基板は短いリンカーを有する場合グルコーストリミング反応は低い活性を示した。小胞体における糖蛋白質のN-結合オリゴ糖プロセシングのための反応性はアグリコン構造,例えば,糖蛋白質の蛋白質部分によって調整可能である可能性がある。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 少糖類 ,  反応性 ,  *小胞体 ,  タンパク質 ,  *アグリコン ,  折畳み ,  疎水性 ,  糖タンパク質 ,  トリミング ,  基質 ,  リンカ ,  *N-グリカン ,  ヘキソース ,  アルドース ,  窒素複素環化合物 ,  ホウ素複素環化合物 ,  芳香族縮合化合物

著者キーワード (6件)： グルコシダーゼ ,  マンノシダーゼ ,  グルコシル転移酵素 ,  カルレチクリン ,  高マンノースグリカン ,  アグリコン特異性

分類 (3件)： 酵素一般  (EB09010D) ,  グリコシド,配糖体  (CF10057O) ,  多糖類  (CF10054P)

物質索引 (2件)： グルコース ,  BODIPY

タイトルに関連する用語 (4件)： 小胞体 ,  N-グリカン ,  プロセシング ,  アグリコン