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J-GLOBAL ID：201702250286312864   整理番号：17A1426314

かんきつ植物及び生物活性代謝産物から分離したノビレチンのin vitroでの研究,ヒト網膜Mueller細胞株におけるゼラチナーゼ酵素活性と分子機構に対する阻害作用【Powered by NICT】

In vitro studies on nobiletin isolated from citrus plants and the bioactive metabolites, inhibitory action against gelatinase enzymatic activity and the molecular mechanisms in human retinal Mueller cell line

著者 (7件)： Miyata Yoshiki (Faculty of Pharma-Sciences, Teikyo University, 2-11-1 Kaga, Itabashi-ku, Tokyo 173-8605, Japan) ,  Nagase Terumasa (The fifth Department of Internal Medicine, Tokyo Medical University, 3-20-1 Ami, Ibaraki 300-0332, Japan) ,  Katsura Yoshiya (The fifth Department of Internal Medicine, Tokyo Medical University, 3-20-1 Ami, Ibaraki 300-0332, Japan) ,  Takahashi Hideyo (Faculty of Pharma-Sciences, Teikyo University, 2-11-1 Kaga, Itabashi-ku, Tokyo 173-8605, Japan) ,  Natsugari Hideaki (Faculty of Pharma-Sciences, Teikyo University, 2-11-1 Kaga, Itabashi-ku, Tokyo 173-8605, Japan) ,  Oshitari Tetsuta (Faculty of Pharma-Sciences, Teikyo University, 2-11-1 Kaga, Itabashi-ku, Tokyo 173-8605, Japan) ,  Kosano Hiroshi (Faculty of Pharma-Sciences, Teikyo University, 2-11-1 Kaga, Itabashi-ku, Tokyo 173-8605, Japan)
資料名： Biomedicine & Pharmacotherapy  (Biomedicine & Pharmacotherapy)
巻： 93  ページ： 70-80  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0845C  ISSN： 0753-3322  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 糖尿病性網膜症(DR)は,糖尿病患者における失明の最も一般的な原因である。有効な治療法が存在するにもかかわらず,DRはまだ重要な健康負担。最近の研究は,マトリックスメタロプロテイナーゼ(MMP)は,有望な標的,DRの早期および後期発症に対して多様な作用を発揮するかもしれないことを示唆する。MMPファミリーの中で,ゼラチナーゼ(MMP-2およびMMP-9)は強力な炎症促進性,血管新生,およびアポトーシス促進因子として作用する。網膜MMP産生細胞のゼラチナーゼの薬理学的阻害効果は治療に有用である可能性があるまたはカンキツ植物から単離されたDRノビレチンの予防は多機能ポリメトキシル化フラボン,何種類かの癌細胞でMMP活性に対して阻害作用を含む生物学的効果を発揮するものである。本研究では,カンキツ植物から単離されたノビレチンは網膜Mueller細胞におけるTIMP-1産生のMMP-9遺伝子発現と増強のための転写の抑制を介してMMP-9酵素活性を減弱させることを示した。ノビレチンはPI3K/Aktシグナル伝達経路を阻害することによるMMP-9遺伝子発現とTIMP-1を調節した。添加では,4′-脱メチルノビレチンによるMMP-9酵素活性に対する阻害作用の増強,ノビレチンの主要代謝産物であることを観察した。4′-脱メチルノビレチンによるMMP-9酵素活性に対する阻害作用の増強はErk1/2とAktリン酸化の二重阻害によるものであると信じている。構造活性相関解析は,MMP-9酵素活性に対する阻害作用の増強のための,B環の4′位での脱メチル化はMueller細胞における重要な構造修飾,網膜増殖性疾患における硝子体液及び網膜組織で発見されたMMPの重要な源であることを明らかにした。これらの結果は,天然源から誘導された,ノビレチンは最小副作用を有する新規MMP阻害剤として機能し,より効果的な薬物の設計用の鉛安定剤化合物かもしれないことを示唆した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： *代謝産物 ,  治療法 ,  *網膜 ,  炎症 ,  血管新生 ,  *in vitro実験 ,  遺伝子発現 ,  マトリックスメタロプロテイナーゼ ,  *酵素活性度 ,  腫瘍細胞 ,  アポトーシス ,  *ヒト ,  マトリックスメタロプロテイナーゼ9 ,  *ゼラチナーゼ ,  分子遺伝現象

著者キーワード (5件)： ノビレチン ,  マトリックスメタロプロテイナーゼ-9 ,  Mueller細胞 ,  糖尿病性網膜症 ,  構造活性相関

分類 (2件)： 酵素製剤・酵素阻害剤の基礎研究  (GW21010W) ,  抗腫よう薬の基礎研究  (GW16010A)

物質索引 (1件)： ノビレチン

タイトルに関連する用語 (14件)： かんきつ ,  植物 ,  生物活性 ,  代謝産物 ,  ノビレチン ,  研究 ,  ヒト ,  網膜 ,  Mueller細胞 ,  株 ,  ゼラチナーゼ ,  酵素活性 ,  分子 ,  阻害作用