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J-GLOBAL ID：201702250395572270   整理番号：17A1482184

コロイド状パラジウムナノ粒子とワサビペルオキシダーゼを用いた側方流動試験ストリップイムノアッセイの感度の増強【Powered by NICT】

Enhanced sensitivity of lateral-flow test strip immunoassays using colloidal palladium nanoparticles and horseradish peroxidase

著者 (1件)： Tominaga Tatsuya (Saitama Industrial Technology Center North Institute, 2-133, Suehiro, Kumagayashi, Saitama 360-0031, Japan)
資料名： LWT - Food Science and Technology  (LWT - Food Science and Technology)
巻： 86  ページ： 566-570  発行年： 2017年 
JST資料番号： E0549A  ISSN： 0023-6438  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 側方流動試験ストリップ(LFTS)イムノアッセイが迅速であり,特別な装置を必要としないが,それらは細菌を検出するための培養とポリメラーゼ連鎖反応(PCR)に基づく方法よりも感度が低かった。本研究は,コロイド状パラジウムナノ粒子(PdNP)及びコロイド状金ナノ粒子(AuNPs)に基づくLFTSアッセイの感度を比較した。PdNPは時間及びセイヨウワサビペルオキシダーゼ(HRP)基質3,3′,5,5′-テトラメチルベンジジン(TMB)の濃度に依存した酸化を示したが,AuNPはそうではなかった。PdNP標識HRP共役抗体側方流動試験ストリップ(PdNPs HRP LFTS)アッセイは,3,3′-ジアミノベンジジン(DAB),水不溶性基質を用いて試験した。Listeria monocytogenes,Escherichia coli O157:H7及びYersinia enterocoliticaの検出におけるPdNP HRP LFTSアッセイの感度はAuNPsベースLFTS(AuNPs LFTS)アッセイのそれよりも5 10-倍高かった。リステリア菌を接種した還元乳のPdNP HRP LFTSアッセイは従来のAuNPs LFTS試験よりも10倍以上敏感であった。これらの結果はPdNP HRP LFTSイムノアッセイは食品安全を確保するための有望なツールであることを示唆した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： *セイヨウワサビペルオキシダーゼ ,  食品安全性 ,  Yersinia enterocolitica ,  PCR法 ,  *コロイド ,  抗体 ,  *帯板 ,  リステリア菌 ,  *ナノ粒子 ,  不溶性 ,  *免疫学的試験 ,  還元乳 ,  基質
準シソーラス用語： *側方流動 ,  *パラジウムナノ粒子 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (4件)： コロイド状パラジウムナノ粒子 ,  食物由来の病原体 ,  ワサビペルオキシダーゼ ,  側方流動試験ストリップイムノアッセイ

分類 (5件)： 食品の汚染  (FJ01053P) ,  食品添加剤  (FJ10020H) ,  食品の化学・栄養価  (FJ01020J) ,  食品の分析  (FJ01030U) ,  バイオアッセイ  (EA03060N)

タイトルに関連する用語 (9件)： コロイド ,  パラジウムナノ粒子 ,  ワサビペルオキシダーゼ ,  側方流動 ,  試験 ,  ストリップ ,  イムノアッセイ ,  感度 ,  増強