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J-GLOBAL ID：201702250521766491   整理番号：17A0835887

天然凝集剤として酵素加水分解により調製した皮削りくずのコラーゲン加水分解物とそれらの凝集特性

Collagen Hydrolysates of Skin Shavings Prepared by Enzymatic Hydrolysis as a Natural Flocculant and Their Flocculating Property

著者 (7件)： FU Ruijie (Sichuan Univ., Chengdu, CHN) ,  YAO Kai (Sichuan Univ., Chengdu, CHN) ,  ZHANG Qisheng (Sichuan Acad. of Food and Fermentation Ind., Chengdu, CHN) ,  JIA Dongying (Sichuan Univ., Chengdu, CHN) ,  ZHAO Jiayuan (Sichuan Univ., Chengdu, CHN) ,  CHI Yuanlong (Sichuan Univ., Chengdu, CHN) ,  CHI Yuanlong (Chengdu Food and Drug Administration Res. Inst., Chengdu, CHN)
資料名： Applied Biochemistry and Biotechnology  (Applied Biochemistry and Biotechnology)
巻： 182  号： 1  ページ： 55-66  発行年： 2017年05月 
JST資料番号： E0344C  ISSN： 0273-2289  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： コラーゲンは2番目に巨大な再生可能な天然バイオマスであり,脊椎動物に広範に存在する。幾つかの産業では多大な量のコラーゲン廃棄物を必然的に産生するが,環境汚染を回避するにはその適切な廃棄方法が必要である。ペプシン,トリプシン,アルカラーゼ,HClとNaOHを用いて,豚皮削りくずからコラーゲン加水分解物を調製した。コラーゲン加水分解の程度,分子量分布,電荷と微小構造等のそれらの生理化学的性質を調査し,広範囲なpHと濃度で,白土懸濁液中での加水分解物の凝集能力を評価した。ペプシンを用いて調製したコラーゲン加水分解物(PCH)は酸性および中性条件で高い凝集能力を示し,その除去効率は濃度0.05g/Lで約80%であった。トリプシン,アルカラーゼと化学的方法を用いて調製したコラーゲン加水分解物は,殆ど凝集力を示さなかった。PCHの凝集力は最適分子量分布と電荷の相乗的効果により主に生じると考えられた。本研究は環境に優しい天然の凝集剤を提供すると同時に,コラーゲン廃棄物の再利用のための有望なアプローチを提案する。

シソーラス用語： *凝集剤 ,  バイオマス ,  *コラーゲン ,  皮革 ,  *分解物 ,  プロテイナーゼ ,  分子量分布 ,  電荷 ,  フロキュレーション ,  相乗作用 ,  *廃物利用 ,  再利用
準シソーラス用語： アルカラーゼ ,  *加水分解物 ,  *生物凝集剤

分類 (1件)： 資源回収利用  (SC05060V)

タイトルに関連する用語 (6件)： 凝集剤 ,  酵素加水分解 ,  調製 ,  削りくず ,  コラーゲン加水分解物 ,  凝集