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J-GLOBAL ID：201702250567599603   整理番号：17A1619238

沖縄県の海岸線に11年間暴露したフライアッシュコンクリートの耐久性に関する研究

STUDY ON THE DURABILITY OF FLY ASH CONCRETE EXPOSED TO THE COASTLINE IN OKINAWA PREF. FOR 11YEARS

著者 (5件)： 風間洋 (アール・アンド・エー) ,  富山潤 (琉球大学 工学部環境建設工学科) ,  砂川勇二 (沖縄県土木建築部技術・建設業課) ,  比嘉正也 (一般財団法人沖縄県建設技術センター 試験研究部) ,  小籏俊介 ((株)中研コンサルタント大阪技術センター)
資料名： 土木学会論文集 E2(材料・コンクリート構造)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. E2 (Materials and Concrete Structures) (Web))
巻： 73  号： 3  ページ： 251-270(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0203A  ISSN： 2185-6567  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年沖縄県では,石炭火力発電所のフライアッシュ(FA)の有効利用としてコンクリートに配合されており,2015年1月開通の伊良部大橋では,上・下部工でフライアッシュコンクリート(FAC)が用いられている.本論文は,波しぶきのかかる海岸線に非JIS FAを細骨材置換した外割りFAC供試体を約11年間暴露し,FACに高い塩分浸透抑制効果があること,FACでも自然電位や分極抵抗などの非破壊試験が,普通コンクリート(BC)と同様の閾値で判定可能であること,高湿度の海岸域暴露ではFAC・BCともに中性化の進行が鉄筋腐食に影響のない程度である等を確認した.また,使用した遅延膨張性骨材の海砂のアルカリ骨材反応(ASR)発生を岩石学的試験により確認したところ,痕跡程度で,ひび割れの主要因ではないと判断した.(著者抄録)

シソーラス用語： フライアッシュ ,  *コンクリート ,  耐久性 ,  曝露試験 ,  沖縄県 ,  海岸 ,  浸透 ,  非破壊検査 ,  湿度 ,  *中性化 ,  海砂 ,  *アルカリ骨材反応
準シソーラス用語： *フライアッシュコンクリート ,  塩分浸透 ,  高湿度

著者キーワード (6件)： fly ash concrete ,  constant cement content ,  11 years exposure test ,  salt damage ,  the coast of Okinawa ,  nondestructive test

分類 (1件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (31件)：

• 1) 十河茂幸,河野広隆,野口貴文,宮澤伸吾,近松竜一:混和材積極利用によるコンクリート性能への影響評価と施工,コンクリート工学,Vol. 52, No. 3, pp. 236-242, 2014.
• 2) 国土交通省九州地方整備局:土木工事設計要領,第I編共通編,p. 共1-73, 2011.7
• 3) 国土交通省九州地方整備局:九州地区における土木コンクリート構造物設計・施工指針(案),pp. 4-7~4-8, 2013.7
• 4) 土木学会四国支部:フライアッシュを細骨材補充混和材として用いたコンクリートの施工指針(案),pp. 15-17, 2003.3
• 5) 国土交通省東北地方整備局:東北地方におけるコンクリート構造物設計・施工ガイドライン(案),p. 108, 2009.3

タイトルに関連する用語 (5件)： 沖縄 ,  海岸 ,  暴露 ,  フライアッシュコンクリート ,  研究