抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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LED や太陽電池などの光電デバイスは,受光後の極短時間に生じる半導体表面上の光生成特性がデバイス性能に関係するため,ピコ秒・フェムト秒スケールの超高速現象の研究が進んでいる。フェムト秒レーザーを利用した時間分解光電子顕微鏡を紹介する。この装置ではレーザーパルスを2つの光路に分け,一方を光キャリア励起のポンプ光,他方を光電子放出により検出するプローブ光とし,双方の試料照射タイミングを制御する。GaAs基板を試料とした測定例では顕微鏡視野内にある光電子放出位置と光強度時間変化を捉え,空間分解能は100nm,時間分解能は100fsであった。光キャリアの寿命は,キャリア再結合時間と欠陥状態密度とを関連付けたSchockley-Read-Hallモデルの中間準位で説明できることを示した。