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J-GLOBAL ID：201702250773353291   整理番号：17A1145713

フレネル・キルヒホッフ回折公式を用いたバイノーラル音空間レンダリングの高速化の検討

Fast calculation method for the binaural sound field rendering based on the Fresnel-Kirchhoff diffraction formula

著者 (3件)： 飯野慎吾 (同志社大 理工) ,  松下翔 (同志社大 理工) ,  土屋隆生 (同志社大 理工)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 117  号： 170(EA2017 27-42)  ページ： 33-38  発行年： 2017年08月02日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本報告は,フレネル・キルヒホッフ回折公式を用いたバイノーラル音空間レンダリングの高速化手法を提案している。本手法では,頭部周りに想定した仮想境界面でBRIRの計算領域をRIR領域とHRIR領域に分割し,仮想境界面上でフレネル・キルヒホッフ回折公式を適用することで両領域を結合する。FDTD法による計算の際,境界面の外側のRIR領域に粗い分割,内側のHRIR領域に細かい分割を適用すれば,室全体を細かく分割する場合に比べ計算の高速化が期待できる。HRIR領域に剛球あるいは頭部を設置したモデルについてHRTFの計算を行ったところ,概ね10kHzまで良好な特性が得られたが,回折波が支配的となる角度では精度が低下することが示された。(著者抄録)

シソーラス用語： Fresnel回折 ,  音波回折 ,  *レンダリング ,  高速化 ,  有限差分時間領域法 ,  精度 ,  音響 ,  *音波散乱 ,  伝達関数 ,  *計算量 ,  双耳聴
準シソーラス用語： バイノーラル音響 ,  *音響レンダリング ,  音響伝達関数

分類 (1件)： 音響信号処理  (BB03050C)

引用文献 (16件)：

• https://www.oculus.com/
• https://www.vive.com/jp/
• 土屋隆生, “音場シミュレーションと音空間レンダリング,” 電子情報通信学会 Fundamentals Review, 10, 3, pp.206-216 (2016).
• 土屋隆生, “音空間レンダリングを実装したVRシステム, 自由視聴点レンダリングを目指して-, ” 信学技報, EA2016-76, pp.155-160 (2017).
• T. Tsuchiya, “Three-dimensional sound field rendering with digital boundary condition using graphics processing unit,” Jpn. J. Appl. Phys. 49, pp.07HC10-1-2 (2010).

タイトルに関連する用語 (3件)： 回折 ,  レンダリング ,  高速化