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J-GLOBAL ID:201702250851637729   整理番号:17A1474764

牛ふん堆肥ペレットへの尿素および微量の石灰窒素添加が土壌からの一酸化二窒素発生に及ぼす影響

Effects of urea and lime nitrogen in pelleted cattle manure compost on nitrous oxide emissions from soils
著者 (7件):
資料名:
巻: 88  号:ページ: 413-419  発行年: 2017年10月05日 
JST資料番号: G0156A  ISSN: 0029-0610  CODEN: NIDHAX  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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堆肥ペレットの施用に伴うN2O発生低減,および肥料価値の高い堆肥ペレットの利用技術の開発を目指し,以下の2種類の堆肥ペレットを作成し,コマツナを栽培した圃場試験および室内培養試験を行いN2O発生への影響を調べた。作成した堆肥ペレットの一つは,尿素を比較的高い割合(全重量の20%)で混合した牛ふん堆肥ペレット(尿素ペレット),もう一つは上述の尿素に加え微量の石灰窒素(堆肥と尿素の混合物重量の1%)を添加した牛ふん堆肥ペレット(LN尿素ペレット)である。1)圃場試験および室内培養試験において,尿素ペレットでは,無処理の牛ふん堆肥ペレットより,調査期間中の窒素投入量あたりの積算N2O発生量,排出係数が低かった。無処理の堆肥ペレットでは施用直後(1~5日後)に高いN2Oの発生が確認されるのに対し,尿素を添加したペレットでは,施用直後の高い発生はみられなかった。2)圃場試験および室内培養試験において,LN尿素ペレットは,尿素ペレットより窒素投入量あたりの積算N2O発生量が低かった。室内培養試験の結果から,LN尿素ペレットでは尿素ペレットと比べ,培養5~19日後の硝化過程に由来すると考えられるN2O発生が低減することが確認された。3)圃場試験において尿素ペレットおよびLN尿素ペレットを用いてコマツナを栽培すると,面積あたりの窒素投入量が同一の場合,作物体重量は窒素供給源として尿素のみで栽培した処理区とほぼ同等であった。(著者抄録)
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分類 (2件):
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施肥法・肥効  ,  環境問題 
物質索引 (1件):
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