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J-GLOBAL ID：201702250936992729   整理番号：17A0918331

部材厚さの大きいコンクリートに適用可能な衝撃弾性波法による基本周波数の測定方法の検討

STUDY ON THE APPLICABLE METHOD BY THE IMPACT ELASTIC WAVE METHOD TO MEASURE FUNDAMENTAL FREQUENCY FOR THICKER CONCRETE

著者 (3件)： 岩野聡史 (リック株式会社 技術研究所) ,  渡部正 (日本大学 生産工学部土木工学科) ,  内田慎哉 (立命館大学 理工学部 環境システム工学科)
資料名： 土木学会論文集 E2(材料・コンクリート構造)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. E2 (Materials and Concrete Structures) (Web))
巻： 73  号： 2  ページ： 207-219(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0203A  ISSN： 2185-6567  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究の目的は,部材厚さの大きいコンクリートの基本周波数を特定できる測定方法と,客観的な判断により基本周波数を特定できる周波数解析方法を,2次元弾性体波動方程式に基づく数値解析および実験により確立することである.鋼球打撃により生じる弾性波を打撃面に設置した4つの加速度計で受信する測定方法と,各加速度計で得られた振動波形の相互相関関数を全て加算し,フーリエ変換からパワースペクトルと位相差を算出する解析方法を提案した.その結果,部材厚さ2500mm程度のコンクリート部材であれば,提案した測定方法および周波数解析方法により基本周波数を特定できることが明らかとなった.したがって,本手法は,厚さの大きいコンクリートの部材厚さを基本周波数から推定する方法として有効である.(著者抄録)

シソーラス用語： コンクリート ,  *コンクリート構造 ,  *非破壊検査 ,  厚み ,  基本振動数 ,  周波数測定 ,  周波数解析 ,  波動方程式 ,  数値解析 ,  弾性波 ,  相互相関関数 ,  位相差 ,  *衝撃弾性波法
準シソーラス用語： 基本周波数

著者キーワード (5件)： reinforced concrete ,  impact elastic wave method ,  fundamental frequency ,  cross correlation function ,  phase difference

分類 (1件)： コンクリート構造  (RA04030A)

引用文献 (12件)：

• 1) 土木学会コンクリート委員会:構造物表面のコンクリート品質と耐久性能検証システム研究小委員会(335委員会)第二期成果報告書およびシンポジウム講演概要集,コンクリート技術シリーズ No. 97,pp. 1-12,2012.
• 2) NDIS 2426-2:2014:コンクリートの非破壊試験-弾性波法-第2部:衝撃弾性波法,日本非破壊検査協会,pp. 9-12,2014.
• 3) 前掲書 2),pp. 13-18,2014.
• 4) 鎌田敏郎,内田慎哉,前裕史,山本健太:弾性波の入力方法がインパクトエコー法によるコンクリート版厚推定に与える影響,材料,Vol. 58,No. 8,pp. 684-690,2009.
• 5) 岩野聡史,森濱和正:コンクリート部材を打撃して得られた振動波形の周波数解析方法に関する検討,土木学会論文集E2(材料・コンクリート構造),Vol. 67,No. 2,pp. 297-308,2011.

タイトルに関連する用語 (5件)： 厚さ ,  コンクリート ,  衝撃弾性波法 ,  基本周波数 ,  測定方法