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J-GLOBAL ID:201702251438186042   整理番号:17A0681877

夏秋小ギクの安定生産に向けた電照栽培用品種の選抜

著者 (17件):
資料名:
巻: 16  号:ページ: 27-39(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: L4829A  ISSN: 1347-2658  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究では,夏秋小ギクの電照栽培技術の開発・普及を目指し,暗期中断を用いた電照栽培で開花調節できる品種を選抜する手法の開発を試みた.3月から5月にかけて採穂および定植の時期を変えて夏秋小ギク品種の暗期中断条件下での発蕾を経時的に調査したところ, ‘すばる’ および‘精ちぐさ’ では長期間にわたって暗期中断条件下での花芽分化は見られなかった.一方, ‘精しまなみ’ では季節変動がみられ,5月に採穂した株では早期に発蕾した.この知見より,夏秋小ギクの需要期を想定した場合,8月の旧盆より9月の秋彼岸に向けた栽培において暗期中断下での早期発蕾の危険性が高いと考えられたので,9月の秋彼岸に向けた作型まで暗期中断で花芽分化を質的に抑制できる品種を選抜することを目指して実験を行った.岡山県の9月開花作型に準じた栽培管理下において暗期中断条件下での発蕾が電照栽培用輪ギク品種‘精雲’ より遅い品種を暗期中断を用いた電照栽培に適した品種として選抜した.さらに岡山県において選抜された品種のうちいくつかを供試して,福島県,秋田県および茨城県で電照栽培試験を行った.各地で自然開花期は大きく異なったものの,暗期中断によって開花調節が可能であった.従って,本研究での電照栽培に適した品種の選抜手法は有効であると示された.(著者抄録)
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分類 (2件):
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植物生理学一般  ,  花き・花木 
引用文献 (29件):
  • Cockshull, K. E. 1976. Flower and leaf initiation by Chrysanthemum morifolium Ramat. in long days. J. Hort. Sci. 51: 441-450.
  • Cockshull, K. E. 1979. Effects of irradiance and temperature on flowering of Chrysanthemum morifolium Ramat. in continuous light. Ann. Bot. 44: 451-460.
  • Cockshull, K. E. and A. M. Kofranek. 1985. Long-day flower initiation by chrysanthemum. HortScience 20: 296-298.
  • De Jong, J. 1989. Analysis of components controlling early flowering of chrysanthemum at low temperature. Euphytica 40: 121-126.
  • フローリスト編集部.1994.改訂版 花の切り前.p. 24-25.誠文堂新光社.東京.
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