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J-GLOBAL ID：201702251941482082   整理番号：17A0804107

Sパラメータ特論[III・完]-基準インピーダンスの設定-

著者 (1件)： 天川修平 (広島大 大学院先端物質科学研究科)
資料名： 電子情報通信学会誌  (Journal of the Institute of Electronics, Information and Communication Engineers)
巻： 100  号： 7  ページ： 655-661  発行年： 2017年07月01日 
JST資料番号： F0019A  ISSN： 0913-5693  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,電圧進行波に基づいて定義されたSパラメータと,電力波を基に定義されたSパラメータを取り上げ,Sパラメータの測定についての議論を行った。そのためにベクトルネットワークアナライザ(VNA)を用いた。測定前に測定基準面の位置決め,測定基準面の基準インピーダンスの決定を行うキャリブレーションについて解説した。これにより,基準インピーダンス決定の仕組みの理解を促す。測定基準面の位置決めを行い,基準インピーダンスを決定し,伝送線路の特性インピーダンスを基準インピーダンスにする方法を解説した。特に,ここでは,基準インピーダンスが複素数の場合のSパラメータについての解説を行った。

シソーラス用語： *計測システム ,  *キャリブレーション ,  パラメータ ,  面 ,  位置決め ,  インピーダンス ,  伝送線路 ,  シグナルフローグラフ ,  複素数
準シソーラス用語： Sパラメータ ,  基準インピーダンス ,  測定基準面

分類 (1件)： 計測機器一般  (AD02000X)

引用文献 (12件)：

• R.F. Bauer and P. Penfield, Jr., ′′De-embedding and unterminating,′′ IEEE Trans. Microw. Theory Tech., vol. 22, no. 3, pp. 282-288, March 1974.
• 天川修平,′′続Sパラメータ利用の落とし穴,′′MWE2016,入門講座FR6A,2016.
• J.P. Dunsmore, Handbook of Microwave Component Measurements with Advanced VNA Techniques, Wiley, 2012.
• R. Mavaddat, Network Scattering Parameters, World Scientific, 1996.
• S. Amakawa, ′′Scattered reflections on scattering parameters-Demystifying complex-referenced S parameters-,′′ IEICE Trans. Electron., vol. E99-C, no. 10, pp. 1100-1112, Oct. 2016.

タイトルに関連する用語 (2件)： Sパラメータ ,  インピーダンス