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J-GLOBAL ID：201702252104563381   整理番号：17A0418192

水産物のさらなる高品質化に向けた挑戦 1.水産物高品質化の取組み事例 1.1 酸素環境下における魚介類の鮮度保持

著者 (1件)： 埜澤尚範 (北大 大学院水産科学研究院)
資料名： 冷凍  (Refrigeration)
巻： 92  号： 1073  ページ： 145-151  発行年： 2017年03月15日 
JST資料番号： G0176A  ISSN： 0034-3714  CODEN： RITOA8  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 水産物の品質を大きく左右する要因の1つが鮮度で,生食の場合のほか,加工品の場合も,加工後の品質に大きく関係する。本稿では,生鮮魚介類を高鮮度に保持する技術の,新しい酸素ガス利用方法(酸素を供給して生存を人工的に維持して鮮度を保つ)について述べた。先ず,魚介類の鮮度の定義,鮮度の低下に関して活魚が腐敗するまでの変化(個体・細胞死,死後硬直等)の説明をした。次いで,ホタテガイ切り身の高溶存酸素人工海水を用いた浸漬貯蔵,ヒラメ切り身の酸素ガスパックを用いた生存保蔵について解説した。

シソーラス用語： *新鮮度 ,  *水産食品 ,  好気性 ,  呼吸 ,  酸素 ,  ホタテガイ ,  ヒラメ ,  保蔵 ,  生命 ,  供給装置 ,  アデニンヌクレオチド ,  リボヌクレオチド ,  アミノ酸 ,  脂肪族カルボン酸
準シソーラス用語： *鮮度 ,  *魚介類 ,  好気呼吸 ,  酸素ガスパック ,  活魚 ,  生存保蔵

分類 (3件)： 動物性水産食品  (FJ13020C) ,  食品の品質  (FJ01040F) ,  食品の変質  (FJ01052Y)

物質索引 (2件)： ATP【ヌクレオチド】 ,  クレアチンリン酸

引用文献 (9件)：

• 埜澤尚範:月刊アクアネット,9(6),24(2006).
• T. Saito, K. Arai and H. Matsuyoshi: Bull. Jpn. Soc. Sci. Fish., 24, 749 (1959) .
• 埜澤尚範,里見正隆,関伸夫:「水産物の品質・鮮度とその高度保持技術」(中添純一,山中英明編),pp.113-119,恒星社厚生閣,東京(2004).
• N. Seki, T. Niki, D. Ishikawa, M. Kimura and H. Nozawa :J. Food Sci., 69, 262 (2004).
• K. Kaneko, T. Satorni, M. Kimura, H. Nozawa and N. Seki: Fisheries Sci., 71, 1167 (2005).

タイトルに関連する用語 (6件)： 水産物 ,  高品質化 ,  酸素 ,  環境 ,  魚介 ,  鮮度保持