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J-GLOBAL ID：201702252209233995   整理番号：17A0127452

気象庁MSM風資料の精度評価

著者 (5件)： 野中浩一 ((前)愛媛大学) ,  山口正隆 (愛媛大学) ,  井内国光 (愛媛大学 大学院理工学研究科) ,  日野幹雄 (株式会社テクノシステム) ,  畑田佳男 (愛媛大学 大学院理工学研究科)
資料名： 土木学会論文集 B3(海洋開発)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B3 (Ocean Engineering) (Web))
巻： 72  号： 2  ページ： I_336-I_341(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： U0288A  ISSN： 2185-4688  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,気象庁によりMSM(Meso Scale Model)に基づく日本周辺の高空間解像度風資料が公開されているが,海上風に関しては比較に用いるべき観測資料が不足していることから,その精度の検証は十分でない.本研究では,異なる期間をもつ10年前後のブイロボット観測風資料や衛星観測結果に基づくblended sea winds資料,さらにGPSブイにおける2台風時の観測風速資料を用いてMSM風資料の精度を間接的または直接的に検討した.得られた知見はつぎのようである.1)期間が異なる10年前後のblended sea winds資料とブイロボット観測風資料およびMSM風資料の相互比較から,MSM風資料がブイロボット観測風資料と概略で対応する特性が間接的に推測される.2)MSM風速は継続時間5日程度のGPSブイ観測風速に経時的に追従するが,減衰期には観測風速ほど急減せず,大きめの値を与える.(著者抄録)

シソーラス用語： 推定 ,  波浪 ,  *資料 ,  分布 ,  海上風 ,  気象観測 ,  *風 ,  *モデル ,  *中規模 ,  空間分解能 ,  *評価 ,  *行政機関 ,  観測 ,  ロボット ,  ブイ
準シソーラス用語： GPSブイ ,  MSM風資料 ,  ブイロボット観測 ,  *メソスケールモデル ,  海上風分布資料 ,  *気象庁 ,  高空間解像度 ,  *精度評価 ,  波浪推算

著者キーワード (4件)： validation of MSM winds ,  JMA buoy winds ,  blended sea winds products ,  GPS buoy winds

分類 (2件)： 波浪,潮流  (DC06040R) ,  局地循環,気流  (DC05090N)

引用文献 (8件)：

• 1) 野中浩一,山口正隆,井内国光,日野幹雄,畑田佳男:気象庁MSM風資料と第3世代モデルSWANによる波浪推算システムの日本海への適用性の検証,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 71,No. 2,pp. I_109-I_114,2015.
• 2) Zhang, H. M., Bates, J. J. and Reynolds, R. W. : Assessment of composite global sampling: Sea surface wind speed, Geophys. Res. Letts., Vol. 33, L17714, doi:10.1026/12006GL027086, 2006.
• 3) 大澤輝夫,壷内伸樹,嶋田進,香西克俊:日本周辺海域の洋上風況マップに関する研究,風力エネルギー,Vol. 33,No. 2,pp. 92-97,2009.
• 4) 永井紀彦,清水勝義,李在炯,藤田孝,久髙将信,額田恭史:ブイの動揺を考慮したGPS波浪計による洋上風観測,海洋開発論文集,第23巻,pp. 1003-1008,2007.
• 5) 関 克己,河合弘泰,川口浩二,猪俣勉:太平洋側のGPS波浪計で観測された沖合の周期帯別波浪特性,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 68,No. 2,pp. I_131-I_135,2012.

タイトルに関連する用語 (4件)： 気象庁 ,  MSM ,  資料 ,  精度評価