抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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圧延における雰囲気制御,特に真空雰囲気下では,加熱や変形中に大気やガスによる酸化の影響が少なく,また板表層部の脱ガス効果があり,大幅な品質改善や新製品誕生の可能性が期待される。筆者は1998年に高真空域の10
-5Torrにまで到達することが可能なロール封じ型の真空熱間圧延機を設置し,真空雰囲気下での圧延諸特性,高機能クラッド材の試作を行ってきた。本報では,これまで行った真空熱間圧延機を使用した成果の一例とともに雰囲気制御の効果と適用範囲拡大に向けた取り組みを紹介した。まず,真空熱間圧延機の概要及び基本特性について説明した後,真空熱間圧延機を利用した,雰囲気制御を行い,真空圧延特性,機能性材料である各種クラッド材の試作,酸化スケールの挙動解明の一端を紹介した。