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J-GLOBAL ID：201702252502161776   整理番号：17A0186244

定在波型熱音響エンジンの適応定常発振制御に基づく臨界温度比推定

著者 (4件)： 櫻井一晃 (長岡技科大 大学院) ,  小林泰秀 (長岡技科大 大学院) ,  中田匠 (長岡技科大 大学院) ,  山田昇 (長岡技科大 大学院)
資料名： 日本音響学会誌  (Journal of the Acoustical Society of Japan)
巻： 73  号： 2  ページ： 93-99  発行年： 2017年02月01日 
JST資料番号： G0162A  ISSN： 0369-4232  CODEN： NIOGAH  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 熱音響システムにおいて,自励発振が生じる最小の温度比である臨界温度比を計測することはシステムの評価や改善設計を行う上で重要である。臨界温度比を実験的に推定する研究が行われているが,臨界温度比前後の全領域で同一の測定手法を適用し,臨界温度比を議論した研究は行われていない。本研究では定在波型熱音響エンジンにおいて,各温度比で管内圧力が一定となるよう音源で強制加振を行う定常発振制御系を提案する。これにより,臨界温度比の前後に渡って同一の測定手法を適用し,ある一つの物理量(フィードバックゲイン)に基づいて臨界温度比を議論できる。実際に,温度比と時変ゲインが直線関係を持つことから,臨界温度比及び所望の圧力振幅でエンジンを駆動するための温度比が実験的に推定可能であることを示す。(著者抄録)

シソーラス用語： *熱機関 ,  臨界温度 ,  温度測定 ,  フィードバック制御 ,  *熱交換器 ,  輸送現象 ,  騒音抑制
準シソーラス用語： *熱音響機関 ,  *熱音響エンジン ,  発振 ,  熱輸送

分類 (3件)： その他の熱機関  (PB03000N) ,  その他の音響応用  (BB03100I) ,  熱交換器,冷却器  (PA03020G)

引用文献 (9件)：

• 富永 昭,熱音響工学の基礎(内田老鶴圃,東京,1998).
• T. Biwa, D. Hasegawa and T. Yazaki, ′′Low temperature differential thermoacoustic Stirling engine,′′ Appl. Phys. Lett., 97, 034102 (2010).
• A. A. Atchley, H. E. Bass, T. J. Hofler and H. T. Lin, ′′Study of a thermoacoustic prime mover below onset of self-oscillation,′′ J. Acoust. Soc. Am., 95, 734-743 (1992).
• 平川雄規,矢崎太一,′′温度勾配のある気柱共鳴管のQ値と発振周波数,′′音講論集,pp.1325-1326(2015.3).
• 阿部 誠,窄 智久,山本 康,長谷川真也,琵琶哲志,′′商用自動車向廃熱回生用熱音響スターリングエンジンの研究,′′自動車技術会学術講演会前刷集,No.49-12,pp.11-16(2012).

タイトルに関連する用語 (5件)： 定在波 ,  熱音響エンジン ,  適応 ,  臨界温度 ,  推定