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J-GLOBAL ID：201702252846178411   整理番号：17A0491858

Keap1-Nrf2機構の保存:ストレスのある空間と時間を通した進化の旅

Conservation of the Keap1-Nrf2 System: An Evolutionary Journey through Stressful Space and Time

著者 (2件)： FUSE Yuji (Univ. Tsukuba, Tsukuba, JPN) ,  KOBAYASHI Makoto (Univ. Tsukuba, Tsukuba, JPN)
資料名： Molecules (Web)  (Molecules (Web))
巻： 22  号： 3  ページ： WEB ONLY  発行年： 2017年03月 
JST資料番号： U7014A  ISSN： 1420-3049  CODEN： MOLEFW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Keap1-Nrf2機構は,酸化および生体異物ストレスに対して進化的に保存された防御機構である。ストレス感知機構,プロテアソームベースのNrf2活性制御および標的遺伝子選択などの調節機構は,主として哺乳動物において解明されている。さらにゼブラフィッシュ,ショウジョウバエ,およびCaenorhabditis elegansなどの新しいモデル動物は,哺乳動物と類似した抗ストレス機構を持つことを示し,類似の防御機構を動物界全体で広く保存していることが示唆した。下位動物における実験的証拠は単なる実験室に限定した実用性を越えた重要な情報を提供するだけでなく,進化中にこれらの機構がどのように形質転換したかなど,哺乳動物系をより詳細に特徴付けることに役立つかもしれない。モデル動物および非モデル動物の両方のゲノムプロジェクトにおける最近の進歩は,この目的のために非常に大量の有用な情報を提供してきた。ここでは哺乳動物および下位モデル動物におけるKeap1-Nrf2およびその類似機構に関する研究を概説する。さらに様々の種からのNrf2およびKeap1タンパク質のアミノ酸配列を比較することにより,抗ストレス機構の進化の歴史を推論できる。実験データと遺伝データの両方を用いて結合した研究法は,ストレス応答の研究者に将来の研究法を示した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *アクチン結合タンパク質 ,  *金属タンパク質 ,  *DNA結合タンパク質 ,  *転写因子 ,  酸化ストレス ,  ストレス ,  有害物質 ,  *防御機構 ,  認識 ,  プロテアソーム ,  遺伝子 ,  哺乳類 ,  ゼブラフィッシュ ,  ショウジョウバエ ,  Caenorhabditis elegans ,  *生体防御 ,  細胞形質転換 ,  プロジェクト ,  *応答 ,  測定データ ,  アミノ酸配列
準シソーラス用語： *Keap1 ,  *NRF2 ,  生体異物 ,  ストレス認知 ,  標的遺伝子 ,  ゲノムプロジェクト ,  *ストレス応答

分類 (2件)： 生物学的機能  (EB03040U) ,  生体防御と免疫系一般  (ED01010F)

タイトルに関連する用語 (6件)： Keap1 ,  NRF2 ,  保存 ,  ストレス ,  進化 ,  旅