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J-GLOBAL ID：201702252970619192   整理番号：17A1224787

東京湾における海底土での放射性物質の移行過程を考慮した濃度解析モデルの構築

CONSTRUCTING A NUMERICAL MODEL OF CESIUM CONCENTRATION ANARYSIS SEDIMENT CONSIDER MASS TRANSPORT IN THE TOKYO BAY

著者 (8件)： 中村倫明 (日本大学 生産工学部土木工学科) ,  鈴木真帆 ((株)日本科学技術研修所 ES事業部) ,  三浦正一 ((株)日本科学技術研修所 ES事業部) ,  鷲見浩一 (日本大学 生産工学部土木工学科) ,  小田晃 (日本大学 生産工学部土木工学科) ,  武村武 (日本大学 生産工学部環境安全工学科) ,  平田悠真 (日本大学大学院生産工学研究科土木工学専攻) ,  和田明 (日本大学)
資料名： 土木学会論文集 B3(海洋開発)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B3 (Ocean Engineering) (Web))
巻： 73  号： 2  ページ： I_911-I_916(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0288A  ISSN： 2185-4688  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は海底土内の移行過程を考慮した東京湾における放射性物質の濃度解析モデルを構築することにより,中・長期的な将来予測を可能として環境アセスメントが実施できる環境を整えることを目的としている.海底土内は3層(P層:粒子層,B層:生物攪乱層,D層:拡散層)に分割し,海水と海底土の相互作用には境界層を設定することによって海水モデルと海底堆積モデルを結合している.このモデルによる計算結果は,実測値との比較から分布形状,海底土内の移行過程の概念には概ね良好な結果を示したが,具体の値では初期の河川流,密度流の影響を受けることが課題としてあげられた.(著者抄録)

シソーラス用語： *湾 ,  *海底堆積物 ,  *放射性物質 ,  *解析モデル ,  濃度 ,  環境アセスメント ,  境界層 ,  河川流 ,  密度流
準シソーラス用語： *東京湾 ,  *海底土

著者キーワード (5件)： Fukushima Daiichi Power Plant ,  concentration analysis ,  numerical model ,  Tokyo bay ,  cesium

分類 (1件)： 海洋汚濁  (SB02040B)

引用文献 (26件)：

• 1) 原子力規制庁:東京電力株式会社福島第一原子力発電所周辺の海域モニタリング結果(海水),2016.
• 2) 津旨ほか:福島第一原子力発電所から漏洩した¹³⁷Csの海洋拡散シミュレーション,電中研報告書V11002.,2011.
• 3) 内山ほか:福島第一原発からの放射性核種の初期分散に及ぼす沿岸ジェットとメソスケール渦の影響,土木学会論文集B2,Vol. 69,pp. I_1051-I_1055,2013.
• 4) 東ほか:福島第一原子力発電所事故で放出された放射性セシウム137の海洋拡散・海底堆積の再現シミュレーション,土木学会論文集B2,Vol. 70,pp. I_1121-I_1125,2014.
• 5) Honda, M. et. al. : Dispersion of artificial caesium-134 and -137 in the western North Pacific one month after the Fukushima accident, Vol. 46, pp. e1 to e9, Geochemical Journal 2012.

タイトルに関連する用語 (7件)： 東京 ,  海底土 ,  放射性物質 ,  移行 ,  過程 ,  解析モデル ,  構築