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J-GLOBAL ID：201702252993730741   整理番号：17A0955754

試験・測定技術 ビッカース硬さ試験を利用した表面被覆材の機械的特性評価法

著者 (1件)： 松田健次 (九州工大 大学院工学研究院)
資料名： 月刊トライボロジー  (トライボロジー)
号： 360  ページ： 14-17  発行年： 2017年08月10日 
JST資料番号： L0218A  ISSN： 0914-6121  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ビッカース硬さ試験は,古くから広く用いられている硬さ試験法の一つであり,めっきなどの表面被覆材の評価にも用いられている。本稿では,筆者らがこれまでにニッケルめっき材を用いて得た結果を例に挙げ,表面被覆材測定時に遭遇する問題やそこで観察される現象について紹介した。まず,硬さの測定原理について解説した後,表面被覆材の硬さに及ぼす下地および皮膜厚さの影響について触れ,表面被覆材の硬さ測定における最大の関心事は,どこまで試験力を低下させれば皮膜の硬さを知ることができるかということであろうと述べ,圧子押込みによって形成されるめっき金属内の塑性域の広がりと密接に関係していることは明らかにされていると説明した。次に,表面被覆材の圧痕形状に言及し,圧痕形状の相違を利用してバルク材の応力-ひずみ線図を推定する手法が提案されていると説明した。

シソーラス用語： 押込硬さ ,  *硬さ試験 ,  表面被覆 ,  *被覆材 ,  *機械的性質 ,  *キャラクタリゼーション ,  *めっき ,  ニッケルめっき ,  皮膜 ,  圧子
準シソーラス用語： *Vickers硬さ ,  応力歪線図 ,  塑性域 ,  測定原理

分類 (2件)： 金属の機械的性質  (BL01022T) ,  めっき一般  (WC08021T)

タイトルに関連する用語 (4件)： 試験 ,  ビッカース硬さ ,  被覆材 ,  機械的特性評価