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J-GLOBAL ID:201702253164927553   整理番号:17A0139405

小葉ランCephalanthera subaphyllaはその炭素のほとんどを菌類従属栄養から得る

The tiny-leaved orchid Cephalanthera subaphylla obtains most of its carbon via mycoheterotrophy
著者 (8件):
資料名:
巻: 129  号:ページ: 1013-1020  発行年: 2016年11月 
JST資料番号: G0618A  ISSN: 0918-9440  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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菌類従属栄養の進化は植物の葉サイズと光合成能の極端な減少を伴う。特に菌類従属栄養植物はその炭素を光合成とそれらの菌根菌類両方から得,それらは正常サイズの葉と小葉をもつ種に分かれる。このように,植物種は1段突然変異よりもサイズ減少の漸進的な過程においてそれらの葉を失う。しかし,葉サイズの減少中の菌類従属栄養変化度に関する知見は少ない。本稿では,5つの日本ギンラン種,4つは正常サイズの葉をもち(Cephalanthera falcata, Cephalanthera erecta, Cephalanthera longibracteataおよび Cephalanthera longifolia),1つは小葉をもつC.subaphylla),およびC.falcataの1アルビノ(完全菌類従属栄養植物の参照種として)間の菌類従属栄養度を比較した。菌類従属栄養レベルを安定同位体自然存在比分析により測定した。全ギンラン種は周囲の独立栄養植物類と比較して13Cと15Nが相対的に高かった。Cephalanthera subaphyllaはアルビノとともに13Cと15Nレベルが最も高かった。正常サイズの葉をもつ種はC.subaphyllaとアルビノより13Cが有意に低かった。このように,C.subaphyllaは強く菌類従属栄養性であり,正常サイズの葉をもつ種が部分的に菌類従属栄養性であるにもかかわらず,その炭素のほとんどを菌根菌類から得ていた。完全菌類従属栄養性に対する進化経路中に,いくつかの植物は強い菌類従属栄養能力を群葉を完全に失う前に獲得したと考えられる。Copyright 2016 The Botanical Society of Japan and Springer Japan Translated from English into Japanese by JST.
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著者キーワード (5件):
分類 (3件):
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花き・花木  ,  植物生理学一般  ,  異種生物間相互作用 
引用文献 (23件):
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