文献

J-GLOBAL ID：201702253225176178   整理番号：17A0515333

試料環境シリーズ(3)第2回「圧力」2-1 ダイヤモンドアンビルセルによる高圧下放射光X線回折実験の基礎

著者 (1件)： 遊佐斉 (物質・材料研究機構 機能性材料研究拠点)
資料名： 放射光  (日本放射光学会誌)
巻： 30  号： 2  ページ： 61-70  発行年： 2017年03月31日 
JST資料番号： L0956A  ISSN： 0914-9287  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ダイヤモンドアンビルセル(DAC)による高圧技術が普及してきたが,未経験者にとってはまだ敷居が高い技術である。本稿では,放射光を利用した高圧力研究をより身近にするために,主に粉末X線回折実験を中心に具体的手順について詳しく説明した。まず,DACの構造と高圧発生技術について概説した。次に,DACの固定・調整法及びガスケット,圧力媒体の選択方法,圧力測定法,試料粒子大きさとレーザ加熱試料について述べた。続いて,放射光X線DAC実験に実際に関して,1)位置決めとカメラ半径の決定,2)試料位置のスキャン,3)アンビル台座と回折角,4)温度制御と試料揺動について解説した。

シソーラス用語： *ダイヤモンドアンビル ,  高圧 ,  *X線回折 ,  圧力測定 ,  試料 ,  温度制御 ,  シンクロトロン放射 ,  X線 ,  ガスケット ,  レーザ加熱
準シソーラス用語： 圧縮曲線 ,  *粉末X線回折 ,  *シンクロトロンX線回折

分類 (1件)： X線回折法  (BK01020I)

引用文献 (20件)：

• Y. Akahama and H. Kawamura: Journal of Physics: Conference Series 215, 012195 (2010).
• 福井宏之,平岡望: 放射光 24, 10 (2011).
• S. Merkel and T. Yagi: Rev. Sci. Instrum. 76, 046109 (2005) .
• A. K. Singh, C. Balasingh, H. K. Mao, R. J. Hemley and J. F. Shu: J. Appl. Phys. 83, 7567 (1998) .
• A. Friedrich, B. Winkler, L. Bayarjargal, E. A. Juarez Arellano, W. Morgenroth, J. Biehler, F. Schroder, J. Yan and S. M. Clark: J. Alloys Compd. 502, 5 (2010) .

タイトルに関連する用語 (7件)： 試料 ,  環境 ,  ダイヤモンドアンビルセル ,  高圧 ,  放射光X線回折 ,  実験 ,  基礎