抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本論文では,手話の3次元アニメーションを再生しながら,手話の形態素情報を入力するための,システムの構築について述べる。手話には,記述するための共通の方法が存在しない。また,複数の要素が組み合わさって語が形成されるため,手話情報の記述は容易ではない。そのため,簡単に手話情報を入力することができるシステムが必要であると考えた。手話を正確に記述するためには,手話動作を確認しながら記述する必要がある。そこで,手話の3次元動作データを取得し,手話の3次元アニメーションを描画する。そして,このアニメーション映像を見ながら手話を記述できるシステム「Motion Analysis」を構築した。このシステムでの手話の記述には,手話を構成する要素を独立に記述することができる「NVSG要素モデル」を用い,「NVSG要素モデル」の記述方式に沿って手話の形態素構造の記述ができるようになっている。そして,記述後は,映像と記述が結びついた手話の形態素辞書となる。手話構造が記述されているため,手話動作からの検索が可能であり,手話の逆引き辞書としても用いることができる。また,形態素映像と記述内容を結びつけておくことで,記述からの動作生成も可能となる。(著者抄録)