抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本論文では,地理的な空間で,高い頑健性および効率性を備えるように,情報ネットワークを拡張する手法を提案する。そのために,地理的な人口分布に従うノード配置上で成長しながら,近い次数を持つノード間の接続頻度を高くするネットワーク構築法を導入する。実際の人口分布データを用いた数値実験を行い,提案モデルはノード数の増加にともなって頑健性および効率性を強化できることを示す。また,隣接する2ノード間を接続するリンク距離を制限した場合の実験を行う。制限がないときの最大リンク距離を基準としたとき,同等の頑健性の実現に対し,必要な最大リンク距離は,約10%である。また,同等の効率性の実現に対して,40%弱である。リンク距離を制限しても,制限なしのときと同等の性能を実現できることは,リンク構築の技術的・経済的な制約の観点から重要であると考えられる。(著者抄録)