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J-GLOBAL ID：201702253487769864   整理番号：17A0571228

災害リスクを考慮したネットワークの経路制御手法の提案と評価

著者 (6件)： 江戸麻人 (東北大学大学院 情報科学研究科) ,  和泉諭 (東北大学サイバーサイエンスセンター) ,  阿部亨 (東北大学大学院 情報科学研究科) ,  阿部亨 (東北大学サイバーサイエンスセンター) ,  菅沼拓夫 (東北大学大学院 情報科学研究科) ,  菅沼拓夫 (東北大学サイバーサイエンスセンター)
資料名： 電気学会論文誌 C  (IEEJ Transactions on Electronics, Information and Systems)
巻： 137  号： 3  ページ： 532-541(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： S0810A  ISSN： 0385-4221  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 災害リスクを考慮したネットワークの経路制御手法として,リスクアウェアスマートルーティングを提案した。近年,災害発生直後に,近隣サーバの中で比較的安全と予想される相手へデータを迅速に伝送するバックアップ方法の有効性が確認されている。しかし,災害時には,利用可能な通信経路や通信帯域が制限され,さらにネットワークの状態が被害拡大により変化するなど,近隣サーバへの迅速なバックアップ伝送が困難となる。この問題を解決するために,提案手法では,災害によりネットワーク上の各ノードやリンクが損壊する確率に基づき定義した災害リスクにより通信経路を動的に制御することで,効果的な情報のバックアップ伝送を実現する。本研究では,ソフトウェアレベルでネットワークを管理・制御可能なSDNを活用し,OpenFlowを用いてスマートルーティングの設計と実装をおこなった。シミュレーション実験により提案手法の有効性を確認した。

シソーラス用語： ネットワーク ,  通信制御 ,  *経路選定 ,  *自然災害 ,  リスク管理
準シソーラス用語： ソフトウェア定義ネットワーク ,  OpenFlow ,  *経路制御 ,  *災害リスク

著者キーワード (8件)： Software Defined Network (SDN) ,  OpenFlow ,  経路制御 ,  災害リスク ,  Software Defined Network (SDN) ,  OpenFlow ,  Routing control ,  Disaster risk

分類 (1件)： 電話・データ通信・交換一般  (ND11010T)

引用文献 (19件)：

• (1) J-LIS 地方公共団体情報システム機構:「地方公共団体におけるクラウド導入の取組(平成26年度改訂版)」,https://www.j-lis.go.jp/data/open/cnt/3/1560/1/Cloud-torikumi_H26.pdf
• (2) 総務省:「医療・ヘルスケア分野におけるICT化の最新動向に関する調査研究~報告書~」,http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/linkdata/h26_10_houkoku.pdf
• (3) 東北大学:「巨大津波は,大震災被災のみの場合以上に糖尿病,高血圧を悪化させる」,https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20120427_01.pdf
• (4) 首相官邸:「医療情報化タスクフォースで議論した取組に対する災害対応の観点からの評価~東日本大震災の経験を踏まえて~」,https://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/iryoujyouhou/pdf/houkokusho_betsu.pdf
• (5) T. Nakamura, S. Matsumoto, and H. Muraoka: “Discreet Method to Match Safe Site-Pairs in Short Computation Time for Risk-Aware Data Replication”, <i>IEICE Trans. on Information</i> & <i>Systems</i>, Vol. E98-D, No. 8, pp. 529-536 (2015)

タイトルに関連する用語 (5件)： 災害リスク ,  経路 ,  制御手法 ,  提案 ,  評価