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J-GLOBAL ID：201702253558055124   整理番号：17A1149461

動的特徴の強調を目的とした波形処理による明瞭性向上手法の改良

Improvement of intelligibility improvement method based on waveform processing to emphasize dynamic characteristic of speech

著者 (3件)： 小原大輝 (名城大 大学院理工学研究科) ,  坂野秀樹 (名城大 理工) ,  旭健作 (名城大 理工)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 117  号： 189(SP2017 20-33)  ページ： 33-36  発行年： 2017年08月23日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では音声の明瞭性向上に関する検討を行っており,柴田らが提案した動的特徴強調による音声分析合成音の明瞭性向上手法を基に,帯域分割処理と波形処理を組み合わせた品質劣化の少ない明瞭性向上手法を提案している。今回,帯域ごとの動的特徴の分析を行ったところ,提案手法では,0Hzから300Hzの低域において動的特徴が過剰に強調されていることが確認できたため,低域部分の強調を抑制する改良を行った。主観評価実験により単語了解度,子音正答率,母音正答率を調査し,改良よる効果を確認した。改良によって,単語了解度と母音正答率の向上は確認できなかったものの,通常音声と比べ子音正答率が約3.0%向上した。(著者抄録)

シソーラス用語： 特性 ,  動的系 ,  波形 ,  *音声強調 ,  明瞭度 ,  了解度 ,  単語

分類 (1件)： 音声処理  (JE05000E)

引用文献 (4件)：

• 柴田吉輝,坂野秀樹,板倉文忠, ′′動的特徴の強調による音声分析合成音の明瞭性向上′′, 信学技報, 110(297), pp.101-106, 2010.
• Johnston, J. D., A filter family designed for use in quadrature mirror filter banks, in Proceedings of IEEE International Conference on Acoustics, Speech, and Signal Processing, pp.291-294, April 1980.
• 川添正人,坂野秀樹,板倉文忠, ′′テンポの変化による影響を考慮した歌唱音声合成に関する検討′′, 情報処理学会研究報告, 74, pp.45-50, 2008.
• 坂本修一,鈴木陽一,天野成昭,小澤賢司,近藤公久,曽根敏夫 ′′親密度と音韻バランスを考慮した単語了解度試験用リストの構築′′, 日本音響学会誌, 54(12), pp.842-849, 1998.

タイトルに関連する用語 (2件)： 波形 ,  手法