抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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鉄鋼材料の表面改質のためにこれまで多くの技術が開発されてきたが,レーザ溶融(LM)による融解・急冷技法については系統的な調査が行なわれていない。本研究においては,球状黒鉛鋳鉄を対象にLM技術の適用を図り,その効果を調べた。炭素当量4.3%で,フェライト91%,パーライト3%および黒鉛6%(vol.%)の球状黒鉛鋳鉄を供試材とした。YAGレーザを用いて種々の条件(パルス幅,パルス出力,パルス周波数,および試料移動速度)でLMを実施した。この処理によって得たサンプルについて,光学顕微鏡および走査電子顕微鏡による金属組織観察,ならびに硬度測定を実施した。これらの実験から,レーザ融解・急冷による組織および硬度の変化を把握することができたことを示した。