文献

J-GLOBAL ID：201702254088025993   整理番号：17A0524927

土壌汚染対策の最新動向と調査・浄化法 最近の地質環境学的緒問題-東京豊洲新市場汚染問題も含めて-

著者 (4件)： 楡井久 (日本地質汚染審査機構) ,  楡井久 (超党派水制度革命議員連盟) ,  楡井久 (国際地質科学連合) ,  楡井久 (国際医療地質協)
資料名： 月刊産業と環境  (産業と環境)
巻： 46  号： 3  ページ： 41-48  発行年： 2017年03月01日 
JST資料番号： S0991A  ISSN： 0285-5380  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 生まれて約40年の地質環境学は今日社会に大きく貢献している。本稿では,最近話題の地質環境学的問題を述べた。1)1995年の阪神・淡路大震災では,震災時の地下水有用性,及び,地質汚染調査と浄化の重要性が示された。2)2011年の東日本大震災では,茨城県で有機ヒ素汚染地下水飲用による健康被害が発生した。この汚染問題では,無単元調査法では汚染帯水層区別が分からず,単元調査法で区別できた。3)2016年熊本地震では,自噴井の地下水が貢献した。4)豊洲新市場の汚染問題では,無単元調査法であり,汚染解明に限界がある。地質環境学の観点からは,豊洲新市場利用は限界があり,単元調査法による解明が必要である。

シソーラス用語： 環境 ,  *汚染防止 ,  浄化 ,  震災 ,  ライフライン ,  有機ヒ素酸 ,  監視 ,  *地下水汚濁 ,  大地震 ,  産出挙動 ,  *地下水流動 ,  観測井 ,  社会問題 ,  状態 ,  調査 ,  健康被害 ,  帯水層 ,  芳香族炭化水素
準シソーラス用語： 汚染調査 ,  環境問題 ,  熊本地震 ,  最新動向 ,  阪神・淡路大震災 ,  自噴 ,  地下水監視 ,  *地下水流動系 ,  地質環境 ,  *土壌汚染対策 ,  東日本大震災

分類 (3件)： 水質汚濁一般  (SB02010U) ,  自然災害  (FC04020J) ,  地域地質  (DE01030D)

物質索引 (2件)： ジフェニルアルシン酸 ,  ベンゼン

引用文献 (6件)：

• アジア太平洋第四紀層序委員会・古関東深海盆ジオパーク認証推進協議会、 2011、 下部・中部更新統境界国際模式に関する国際シンポジウム-人類紀の時代(第四紀)の時代区分を決める国際基準となる地層-. 市原市サンプラザ市原 2F、 74Ps.
• Hisashi Nirei, Osamu Kazaoka, Masaaki Uzawa, Tomoyo Hiyama, Joans Satkunas and Muneki Mitamua, 2016, Observation on seismically induced liquefaction -fluidization in reclaimed land at Hinode, Honshu, Japan. Episodes, IUGS, vol.39.no.4, p.568-581.
• Hiyama Tomoyo, Takahata Hideyo, Ikeda Hidefumi and Nirei Hisashi, 2013, Sustainable utilization of unpolluted groundwaterin irrigated paddy fields where ground water pollution with organoarsenic compounds exists: Geopollution Science, Medical Geology and Urban Geology, vol.9, no1/2, pp. 1-8.
• 大脇正人、 2011、 『地質汚染診断士 技術ノートNo.7、 地下水利用を考える-神栖町(現神栖市)の有機砒素地下水汚染-』、 産業と環境 40(4) p43-46
• Toth,J., 2009, Gravitational Systems of Groundwater Flow- Theory, Evaluation, Utilization-. Cambridge University Press, 297Ps.

タイトルに関連する用語 (9件)： 土壌汚染対策 ,  最新動向 ,  調査 ,  浄化法 ,  地質 ,  環境学 ,  問題 ,  東京 ,  汚染