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J-GLOBAL ID：201702254461781718   整理番号：17A0514482

走行調査と観測調査に基づいた複数のラウンドアバウトにおける安全確認行動と車両挙動の分析

著者 (3件)： 鈴木弘司 (名古屋工業大学大学院) ,  安田宗一郎 (名古屋工業大学大学院 工学研究科) ,  森本清誠 (株式会社オリエンタルコンサルタンツ中部支店)
資料名： 土木学会論文集 D3(土木計画学)(Web)  (土木計画学研究・論文集(Web))
巻： 72  号： 5  ページ： I_1133-I_1143(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： U0202A  ISSN： 2185-6540  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,交差点構造の異なる複数のラウンドアバウトにおいて,走行調査により,ドライバーの交差点進入,退出時の安全確認タイミングを取得し,そのときの走行挙動と交差点構造や周囲の交通状況との関係を分析した.その結果,安全確認時速度と安全確認距離との相関が高く,流出入別に異なる構造要因が影響することがわかった.また安全停止に必要な減速度を算出することで各交差点での潜在的危険性について考察した.さらに,取得した安全確認タイミングをもとに,外部観測データから流出時の必要減速度を類似幾何構造別に算出し,流出時の必要減速度に影響する構造的要因について考察した.その結果,横断歩道や分離島がある場合,必要減速度が小さくなる傾向にあること,またエプロン幅が狭い交差点では必要減速度がやや高くなることがわかった.(著者抄録)

シソーラス用語： *交差点 ,  運転者 ,  *点検 ,  状態 ,  測定データ ,  構造 ,  *調査 ,  *走行 ,  因子 ,  減速 ,  必要条件 ,  *行動 ,  *安全性
準シソーラス用語： *ラウンドアバウト ,  安全確認 ,  *安全確認行動 ,  観測データ ,  *観測調査 ,  交差点構造 ,  交通状況 ,  構造的要因 ,  車両挙動 ,  走行挙動 ,  *走行調査 ,  必要減速度

著者キーワード (5件)： roundabout ,  safety check behavior ,  vehicle movement ,  intersection geometry ,  traffic safety

分類 (3件)： 道路計画・調査,道路の構造  (RC08020X) ,  交通調査  (TB01031B) ,  自動車事故,交通安全  (TB01050G)

引用文献 (11件)：

• 1) 警察庁交通局:平成26年中の交通死亡事故の特徴及び道路交通法違反取締り状況について
• 2) (公財)国際交通安全学会,http://www.iatss.or.jp/publication/iatss-review/
• 3) Rodegerdts, L., Blogg, M., Wemple, E., Myers, E., Kyte, M., Dixon, M., List, G., Flannery, A., Troutbeck, R., Brilon, W., Wu, N., Persaud, B., Lyon, C., Harkey, D. and Carter, D.: NCHRP Report 572: Roundabouts in United States, Transportation Research Board of the National Academies, Washington, D.C., 2007.
• 4) Roundabouts: An Informational Guide Second Edition, NCHRP REPORT672, TRB, 2010.
• 5) Zirkel, B., Park, S., McFadden, J., Angelastro, M. and McCarthy, L.: Analysis of Sight Distance, Crash Rate, and Operating Speed Relationships for Single Lane Roundabouts in the United States, TRB2013 Annual Meeting, 28pages, 2013.

タイトルに関連する用語 (6件)： 調査 ,  観測 ,  ラウンドアバウト ,  確認行動 ,  車両挙動 ,  分析