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J-GLOBAL ID:201702255574152068   整理番号:17A1370260

浅場機能の復元・再生・創出を目指した環境配慮型構造物 生物の生息・生育空間としての緩傾斜護岸の有効性と課題

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資料名:
巻: 46  号: 10  ページ: 533-537  発行年: 2017年10月20日 
JST資料番号: S0796A  ISSN: 0388-9459  CODEN: KAGIDX  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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関西空港島は,大阪湾の泉州沖約5km(平均水深18m)の海域を埋め立てて造成された人工島で,面積は1期島のみで約510haである。1期島の周囲の護岸は,北東部と一部の南東部護岸を除いて,上部斜面(傾斜1:1.8または1:2)と平坦部に被覆石(1t)を張った上下2段式の緩傾斜石積護岸とし,波あたりの強い北西部および南西部の護岸は,その上に消波ブロックを置いた構造としている。調査によると,この緩傾斜石積護岸は,周辺の自然岩礁海岸と似通った種組成の藻場造成が可能だと考えられる。関西空港島護岸における最優占魚種のひとつであり,定着性が強く索餌範囲が比較的狭いカサゴを指標種として,その摂餌生態と餌料生物環境を,空港島から最も近い自然岩礁海岸である岬町地先と比較することにより,緩傾斜石積護岸の生物生育機能について検討した。その結果,カサゴの餌料として重要である十脚類は,岬町海岸の役3分の1程度の個体数しか生息していなかったが,これは両者の海岸形状の違いによると考えられた。そこで2期島の波除堤に小型石材の投入によりうね状の凸凹を造成し実験区とした。3年経過した2009年3月の海藻に関するベルトトランセクト調査は,海藻,底生動物ともに種数多様度が増加して,従来の緩傾斜石積護岸と同等もしくはそれを上回る値となっていた。
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
海岸工学  ,  生態系  ,  海藻類  ,  魚類 

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