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J-GLOBAL ID:201702256246669013   整理番号:17A0479679

農地等の放射性物質の除去・低減技術の開発-果樹・茶における放射性物質移行低減対策技術の開発-第1編 果樹・茶における放射性セシウム移行要因の解明および移行低減対策技術の開発 第2章 茶園における放射性セシウムの除去・低減技術の開発 4 神奈川県の火山灰土茶園における茶樹の放射性セシウム低減技術の開発

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資料名:
号: 565  ページ: 101-107  発行年: 2017年03月31日 
JST資料番号: S0070A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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2011年に降下した放射性セシウムは一番茶萌芽前の時期に枝葉に付着し,表面より樹体内に取り込まれ,一番茶新芽に移行したと考えられた。降下後初期に,せん枝(深刈更新)により葉や枝を除去することでそれ以降の新芽の放射性セシウム濃度が低減し,効果は4年目以降も続いた。さらに,冬期古葉と一番茶新芽の放射性セシウム濃度(137Cs)には相関があること,年次ごとの新芽での放射性セシウム濃度の低下は,幹や太枝での低下より大きいこと等が判明した。これらのことから,初期に実施したせん枝の有効性が検証された。茶園土壌の上に堆積する有機物(表面有機物)中の放射性セシウム(137Cs)濃度は,降下翌年以後急激に減少し,137Csの多くは土壌へ移行した。その結果,土壌中の137Cs濃度が高まったが,畝間土壌(深さ0~15cm平均)では早期に上昇が終わり,樹冠下土壌では次第に畝間の濃度に近づいた。土壌内の深さ別の分布は,降下3年後までは土壌中の137Csのほとんどが土壌表面から10cm以内に留まった。137Csの土壌からチャ苗木新芽への移行係数は,乾燥茶葉/風乾土比で0.034と低い。これらの結果より,土壌から根により樹体に吸収された放射性セシウムが葉に移行する量は,微量であると考えられた。(著者抄録)
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分類 (4件):
分類
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植物での代謝と蓄積  ,  環境の汚染及び防止  ,  し好料作物  ,  土壌汚染 
引用文献 (9件):
タイトルに関連する用語 (13件):
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