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J-GLOBAL ID:201702256323667075   整理番号:17A1622032

新生児母性分離はKCC2発現を阻害することによりGABA興奮性を阻害する機能的スイッチを遅延させる【Powered by NICT】

Neonatal maternal separation delays the GABA excitatory-to-inhibitory functional switch by inhibiting KCC2 expression
著者 (8件):
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巻: 493  号:ページ: 1243-1249  発行年: 2017年 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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通常海馬における出生後第二週に最初に発生する,γ-アミノ酪酸(GABA;GABAスイッチ)の興奮機能的スイッチは,適切な中枢神経系機能の発達に必要である。GABA作動性抑制性機能の欠損は多くの神経変性疾患に見られる興奮性/抑制性(E/I)ニューロン不均衡を引き起こす可能性がある。本研究では,新生児ストレスはGABA機能的スイッチのタイミングに影響し,思春期の障害を引き起こす可能性があるかどうかを調べた。新生児ストレスは(PND)生後日に母子分離(MS)1 21によるC57BL/6J雄マウス仔で誘導された。K~+-Cl~-共輸送体(KCC2)とCa~2+イメージングの組織学的定量を行うにはMS期間中GABAスイッチのタイミングを検討した。青年期の海馬機能に及ぼす新生児MSの影響を評価するために,著者らは,KCC2発現を定量化し,PND35 38で海馬関連行動作業を評価した。MSは海馬におけるGABAスイッチのタイミングを遅延させ,膜KCC2発現の増加を阻害し,青年期まで持続するKCC2発現阻害であることを示した。行動試験は,認知障害,衰退,過剰運動,母仔分離マウスの攻撃的特性を示した。まとめると,著者らの結果は,新生児ストレスはGABAスイッチのタイミング,E/Iバランスを変化させ,晩年の神経変性疾患を引き起こす可能性を遅延させることを示した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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中枢神経系  ,  神経の基礎医学 
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